過去ログ - フィアンマ「あ、あん、安価で世界を」上条「あんかけが何だって?」
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27: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2012/11/22(木) 20:51:07.71 ID:UJap73Kb0

上条「……家事手伝いはしてくださる?」

フィアンマ「…和食以外の料理であれば作れる。掃除も得意な方に入る、……洗濯は…洗濯機が、よくわからんが」

上条「つまり、大体の家事は出来るんだな?」

フィアンマ「出来るつもりだ。…それに、手伝う」

こくこくと何度も頷いて、フィアンマはそう肯定した。
快い返事に対し、家事をしてくれるのならしばらく、短い期間だけでも置いておいてあげようか、と考え。
上条はまた少し悩み、彼女を見つめる。

上条「…ちょっとフード脱いでもらっていいか?」

フィアンマ「?」

きょとんとしながら、フードを外す。
これは霊装で無い為、脱いでしまっても何の問題も無いのだ。
セミロングの真っ直ぐな赤い髪。明るい、金色の瞳。目鼻立ちはよく整っている。
少し、いや、だいぶ打算的だったが、この可愛い顔が見られて家事もしてくれるのなら良いか、と上条は考えた。
見た目で判断するのは人間として良くない行いではあるが、彼は男子高校生である。
得体の知れない女の子と住むのなら、どうせなら、美人の方が良い。

フィアンマ「…、…もう被っても良いか」

上条「あぁ、うん。ごめんな」

顔を見せるのが好かないのか、落ち着かないのか。
フードを被り直した彼女の温まった腹部から、くきゅるるという音が聞こえた。
立派な腹の虫の鳴き声である。

上条「………」

フィアンマ「……、…」

上条「…」

フィアンマ「……。…お構いなく」

覚えたてのように、ぎこちない日本語でそう言った彼女に、上条は小さく笑った。

上条「>>29


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