過去ログ - フィアンマ「あ、あん、安価で世界を」上条「あんかけが何だって?」
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◆2/3UkhVg4u1D
[saga]
2012/12/02(日) 23:41:19.13 ID:WZjoke8R0
フィアンマ『助けてくれ』
上条「た、す…え、何でだ?」
口パクを読み取り、上条は注意を払って彼女の周囲を見る。
何か敵らしき魔術師の姿は窺えない。
どうやら、彼女の隣に座っている子供が泣いているようだ。
放っておけない性格をしている彼女は上条に助けを求めるしかなかったのだろう。
しかし、ここで競技を放り出して小萌を困らせる訳にはいかなかった。
男子達に『小萌先生を笑顔にしてやろうぜ!』と呼びかけ、上条は再度フィアンマを見る。
上条「すぐ行く!」
フィアンマ『わかった』
意思疎通を交わし、上条は競技へと向き直る。
あの子供が何なのかはさっぱりわからないが、ひとまずさっさと目の前の難題を片付けてしまおう。
上条の気合を入れる喝の効果が発揮されてか、騎馬戦予選は見事に勝ち残った。
二日目に本戦があるのでそちらに出場しなければならなくなったが、小萌が嬉しそうに喜んでくれたことで、男子達の疲れは癒えた。
また、予選中に沢山の得点を取ったことで、一時的に常盤台中学の得点を上回った。
上条(これで罰ゲーム回避出来っかな…)
思いながら、彼はフィアンマに近寄る。
泣いている子供をどうにかあやしたのか、小さい女の子は泣き止んでいた。
不安げに辺りを見回し、落ち込んでいる。
そんな小さな子をフィアンマが慰めなだめる、の繰り返し。
上条「その子、どうしたんだ?」
フィアンマ「迷子のようだ」
上条「学園都市外から来たっぽいな…」
フィアンマ「…名前は言えるか?」
女の子「
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