過去ログ - フィアンマ「あ、あん、安価で世界を」上条「あんかけが何だって?」
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304: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2012/12/03(月) 00:19:35.89 ID:c2jLfL5X0

フィアンマ「何故だ」

上条「何故って…その…」

わかれよ、とは、上条は思わない。
彼女はあまり他人の心の動きに(こういう時)聡くないと知っているからだ。
しばらくもごもごとした後、上条は適当な理由を作って並べる。

上条「…俺が、フェリーチェと二人で見たいからだよ」

フィアンマ「…俺様と見ても、誰と見ても、夜空や花火の美しさは変わらんぞ?」

上条「心理的な問題の話」

フィアンマ「…心理?」

上条「別に嫌なら断ってくれても、」

フィアンマ「…嫌な訳じゃない。ただ、」

上条「ただ?」

フィアンマ「…誘う相手なら、俺様以外にも居るだろう。吹寄制理だとか、他にも…色々と」

上条「何でそこで吹寄の名前が出てくるのかはよくわかんねえけど、俺はお前を誘ってるんだよ。他の誰かじゃなくて」

フィアンマ「…なら、見る。…当麻と一緒に、見たい」

一応は頷いてくれたことに安堵し、上条はほっと胸をなでおろす。
打ち上がる花火は様々な形をしており、その一つ一つに彼女は興味を示した。

どうして、あんな風に火が消えていくのか。
どうして、あんな風に形が途中で変形するのか。

科学の方が詳しい上条は、足りない知識はうやむやにしながら言葉を返す。
そんな上条の拙い説明に、それでも一生懸命話してくれているのだと受け取ったフィアンマは、楽しそうに相槌を打った。

こんな幸せな日々がいつまでも続けばいいのに。
それを自分で壊す日がまもなく来るのだ、と。
そんな哀しいことを、思いながら。




大覇星祭、二日目である。
第一種目は騎馬戦・本戦A組。
昨日勝利した上条の組は当然、この戦いに参加することが確定している。

上条「フェリーチェ」

フィアンマ「何だ?」

上条「何かこう、勝てるおまじないとか、無いの?」

フィアンマ「>>306


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