過去ログ - フィアンマ「あ、あん、安価で世界を」上条「あんかけが何だって?」
1- 20
313: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2012/12/03(月) 01:09:27.58 ID:OM4BFMRw0

上条「お前に決まってるだろ?」

フィアンマ「人生最後の運を使い切って当てたであろうチケットだろう?」

上条「それは物の例え…というか、マジだけど。ほら、イタリアってお前の本国だろ?」

フィアンマ「まぁ、それはそうだが」

上条「一緒に行こうぜ」

イタリア語わかんないから翻訳してくれ、と付け加えつつ。
上条のほんわかとした誘いに、フィアンマはこくりと頷いた。
現在行われていることを考慮すれば、学園都市から離れた方が安全であるからだ。




翌日、九月二十六日。
空港を発つ際にひと悶着あったものの、二人は飛行機に乗り込んだ。
一日かかるフライトの後、イタリアに到着。
居る筈のガイドさんは手違いの為かおらず、個人的に見て回ることに。

上条「って訳でフェリーチェ…あれ?」

振り返れば、何故かフィアンマの姿は見当たらず。
迷子になってしまったのか、自分が迷子なのか、よくわからないまま、上条は歩き出す。
いかんせんイタリア語はわからない為、人に聞くことも出来ない。

上条(でもあの赤い服なら目立つよなー…)

きょろきょろ。
見回した先、上条は人間違いで声をかけた。
ローマ正教式のフードという何とも曖昧な判断で。
その相手の、修道女。名は、オルソラ=アクィナスという。
『法の書』の一部暗号を解読したばかりに命を狙われ、結果的にアウレオルスとインデックスに救われた、現イギリス清教所属の少女。

上条「フェリーチェ?」

オルソラ「? どなたのことでございましょう?」





この分でいくと、上条は女王艦隊問題に首を突っ込むだろうと予測しながら。
フィアンマは北イタリアから遠く離れた場所、聖ピエトロ大聖堂へとやって来ていた。
正確にいえば、帰ってきたというべきか。しかし、彼女はこの大聖堂を愛おしく思っている訳ではない。

フィアンマ「ビアージオ=ブゾーニは既に動いているのか?」

淡々と。
『右方のフィアンマ』としての顔で、問いかける。
問いかけを受けているのは、一人の女。
黄色い装束を纏った、『神の火』を司る前方のヴェント。

ヴェント「>>315


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/592.28 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice