過去ログ - フィアンマ「あ、あん、安価で世界を」上条「あんかけが何だって?」
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[saga]
2012/12/03(月) 20:00:37.98 ID:b+xYyjLj0
上条「……ぜぇ、…ぜぇ……ちょっと、疲れたかな…はぁ…」
フィアンマ「少し急ぎ足だったからな。配慮が足りなかったか」
はい、と差し出される水を飲み、上条は数度深呼吸を繰り返して落ち着きを取り戻す。
なるべく夕暮れ時までにこの場所へたどり着こうと努力したのだ。
フィアンマはすんなり間に合ったものの上条は地下鉄に乗り込みそびれたりしたので、疲れがあるに決まっている。
こんな時までも不幸体質は邪魔をするのか、と恨めしく思いながらも、上条はパスタを口に運ぶ。
トマトベースのそれは甘く、時々鷹の爪が辛味を効かせているものの、それすら程よく美味しさを構成していた。
アラビアータソースというものだっただろうか、と思いながら、上条は食事を進める。
その向かいに座るフィアンマも手馴れた様子で食事を進めていく。
上条「…テーブルマナーとかしっかりしてるんだな」
フィアンマ「出来ないと困るからな」
むしろ、パスタを主食としていれば自然とフォークやスプーンの扱いに慣れる、といったところか。
幼い頃から和食に慣れ親しんできた上条が何の疑問も苦戦も無く箸を扱ったり、刺し箸は行儀が悪いと判断出来るのと同じことである。
そんなこんなで、のんびりとした旅行を終え。
上条とフィアンマは、無事、学園都市へと帰ってきた。
慣れ親しんだ学生寮の軽い掃除をした後荷物を片付け。
時差ボケを解消しようと寝込んでいたら、あっという間に時が過ぎてしまった。
時が過ぎるのは早いものだなぁなどとのんきに考えながら上条はカレンダーを捲る。
本日、九月三十日。
上条当麻は大覇星祭罰ゲームにより、御坂美琴へ一日付き合わされることとなった。
言う事を聞けといっても乱暴な内容は無く、基本的にはデートをしているだけ。
御坂美琴を特別意識している訳ではない上条は、気軽な調子で付き合い。
やれゲコ太のストラップ目当てのペア携帯購入だの、やれ和菓子を買ってだの、そんなお願いを受け入れていた。
そして、上条と離れて同じく一人であるフィアンマはというと、シャミセンを連れて散歩に出ていた。
加えて、現在。
一方「…なンなンですかァ…」
無邪気なシャミセンは、白い悪魔と呼ばれた学園都市第一位へ懐いていた。
流石に猫を蹴飛ばす趣味は無い一方通行は困惑のままにシャミセンを見下ろしている。
フィアンマ「すまない、人に懐き易いんだ」
一方「…はァ」
フィアンマ「…何か悩み事でも?」
修道女然とした様子で問いかけるフィアンマはシャミセンを抱き上げようとはしない。
現在、一方通行は何やかんやあって同居することとなった打ち止めを捜している。
何故学園都市にシスターが、と胡乱気な表情を浮かべる一方通行に、首を傾げ。
フィアンマ「…探し人か?」
一方「
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