過去ログ - フィアンマ「あ、あん、安価で世界を」上条「あんかけが何だって?」
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371: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2012/12/04(火) 18:59:48.42 ID:tFlpCJ0R0
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「…嘘、なんだよな? アイツ等が言ってることなんか、全部嘘で、俺は騙されてるだけなんだよな。…フェリーチェは、『神の右席』から逃げてきたんだろ。…そう、だよな…?」

掠れた声。
上条の問いかけに長い間沈黙した後。
フィアンマは、雨に濡れた唇で言葉を紡ぎ始める。

「…殺人事件が起きて、…死体を発見して。それは悪魔の仕業だと、或いは呪いによるものだと、言われて。…当麻は、どう思う?」

「……事故じゃない限り、誰かが殺したに決まってる」

「そう言うと、思ったよ。…でも、厳密にはどちらとも言い切れない。殺人者は悪魔に駆り立てられたのかもしれないし、呪いによって突き動かされたのかもしれない」

「…何が言いたいんだよ」

「…どちらかが本当のことじゃなくて、どちらも本当のことである可能性だってある、という話だよ」

閉口する上条をぎゅうと抱きしめて、フィアンマは言葉を選んだ。

「……俺様が右方のフィアンマと呼ばれていること。世界を巻き込んで戦争を起こそうとしていること。当麻の右手を欲していること。お前の父親がローマ正教に所属していること。全て、真実だ」

「…騙したのか。俺が右往左往してるの見ながら、演技してたのかよ」




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