過去ログ - フィアンマ「あ、あん、安価で世界を」上条「あんかけが何だって?」
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◆2/3UkhVg4u1D
[saga]
2012/12/04(火) 19:53:52.02 ID:tFlpCJ0R0
上条「…………さようなら、フェリーチェ」
フィアンマ「……」
最後の最期、呼んでくれなかった。
それもまた仕方がないことかと、自嘲気味に薄く笑んで。
腕から力を抜き、フードを取って床に落とすと、フィアンマはこの部屋から立ち去ろうとする。
そんな彼女をもう少しだけ引き止めるかのように。
上条当麻は、言葉を紡ぐ。
上条「オフィーリア、お前がフィアンマで有りたくないのなら、俺が……………」
その言葉の先を、待ってしまう。
赤い髪は、上条と出会った頃より少し伸びた。
半年にも満たない優しい時間は、きっかけがどうあれ、二人の心を癒したことに変わりは無かった。
だから、上条は黙らない。
これまで彼女が見せてくれた表情全てが嘘だなんて、思わないから。
上条「俺がお前を止めるよ」
フィアンマは。
オフィーリアは、自分の右手を握りしめた。
体液の溢れ出て仕方のない目元を服袖で拭い、声を出さずに笑みを浮かべる。
白馬に乗ってはいないし、特別容姿が整っている訳でもない。
それでもやっぱり、この少年は自分にとっての王子様<ヒーロー>だ。
肩につく程度まで伸びた髪を揺らして、彼女は一度だけ頷いた。
そして、修道女としての立場を示すフードを上条の部屋に残し。
フィアンマ(…ありがとう。当麻、大好き)
一人、部屋を出て行った。
ぴりりり。
ふと鳴った携帯に、上条は視線をやる。
発信者は御坂美琴。
そういえば、携帯を購入した時に自然と携帯番号を交換したのだったか。
彼女とする通話は、無料だったはずだ。
上条「…もしもし」
美琴「も、…もしもし。……何か元気無いわね」
上条「…何か、用か?」
美琴「別に用って程でもないけど、ほら、無料なら話した方が得じゃない? だからかけてみただけ。ふ、深い意味なんかないわよ? 後、今日は何か学園都市の様子がおかしかったし、巻き込まれてないかと思って。…それにしても、元気ゼロって感じね。…本当、何かあったの? ……アンタがしてくれたことには到底届かないけど、悩み相談とか、愚痴る位なら乗るわよ」
上条「
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