過去ログ - フィアンマ「あ、あん、安価で世界を」上条「あんかけが何だって?」
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443: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2012/12/05(水) 19:54:10.30 ID:SolegE/q0
>>441様 前条さんも『上条当麻』ですから…それにしても女の子の顔面殴るのは良くない いや男性でもだめですけど》


上条は手を伸ばし、止めどもなく謝り続ける彼女の頭を撫でる。
そして抱き起こし、優しく抱きしめると、心から安堵した表情で言った。

「大丈夫だよ。…おかえり、オフィーリア」

ごめんなさい。許してください。ごめんなさい、ごめんなさい、ゆるして…。
神様相手なのか、誰を相手取ってなのか。

謝り続ける彼女の涙を拭ってあげたいと思った上条だが、ここが限界だった。
話したいことは山ほどあったが、それらが言語として出力される前に。
パソコンの主電源ボタンを押したかのように、彼の意識は、途絶えた。





目が覚めると、病室だった。
病院というのは世界各国、先進国は内装が似ているようで。
真っ白な、少しだけピンクがかった天井を見上げ。
上条は、緩やかに息を吐きだした。
傍らには時計があり、そこには日付も表示されていた。
こちらへ来たのは、記憶が正しければ、十月六日だったはずだ。
そして、カレンダー時計に表示されている数字は、『October.9』。つまり、十月九日。
三日間もずっと寝ていたのか、と思いつつ、上条はのろのろと身体を起こす。
予想していたのと違って、彼女の姿は無かった。
何らかの罰を受けているのだろうか、と思いながら、上条は視線を落とす。
あれだけのことをしたのだ、最悪死罪でもおかしくない。そう思うと、泣きそうだった。
唐突に病室ドアへノックが響き、返事をする。入ってきたのは、"透けていない"、実体のある―――『救世軍の者(さほうのてっら)』。

上条「…!!?」

彼が今生きている背景にはフィアンマが『奇跡』を立て続けに行使して、今まで殺してきた人間を蘇らせただとか、今の今まで蘇生直後にも関わらず大聖堂の復旧作業を手伝わされたりだとか、色々と理由がある。
それらを知らない上条は、幽霊がゾンビにグレードアップ(?)したようにしか思えず。

上条「え、は、えっ、何、え?」

テッラ「お見舞いですねー。異教徒の猿の見舞いなど本当は嫌だったのですが、貴男には感謝すべき点がありますし」

クッキーの入っていると思われる箱を上条の枕元へ勝手に置きながら、そんなことを彼は言う。
上条は色々と疑問が噴出しかけたが、こらえて、最優先事項を問いかける。

上条「……、…オフィーリア、…フィアンマの、処遇は、どうなったんだ…?」

テッラ「>>445


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