過去ログ - フィアンマ「あ、あん、安価で世界を」上条「あんかけが何だって?」
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◆2/3UkhVg4u1D
[saga]
2012/11/23(金) 01:44:11.39 ID:zWL0kSwc0
《
>>12
により安価下》
教皇「理由か。…あの娘の頭の中にあるアカシックレコードの鍵を他組織に使われないためだ」
アックア「…『虚空年代記(アカシックレコード)』?」
教皇「鍵、といえばいいのか。本体といえば良いのか」
説明が難しい、といった様子。
アックアは、思わず聞き返した。
アカシックレコード。
別名をアカシャ年代記ともする『それ』は、人類の魂の活動の記録の概念。
アーカーシャに映る業(カルマ)の投影像。
十字教的に解釈するのであれば、最期の審判を行う為に必要な、それぞれの人間の罪状や善行、人格―――魂の全てを余さず記したモノ。
一般に話題に上るものは、暗黙的に、様々な問いかけに回答するエドガー・ケイシーのものを指しており、用語の影響力の及ぶ範囲では神智学上に定義されたものでもある。
ありとあらゆる預言と奇跡、成功をその者に授ける『原典』の名に、それがある。
『虚空年代記』。
その禁忌にも等しい内容故に遠く昔に破棄されたと聞いていたのだが…どうやら、真実は違うようだ。
かの『禁書目録』にさえ記されていない、人の、命の尊厳を冒し脅かす恐れさえある、『原典』。
先代教皇が右方のフィアンマ、その『中身』たる心優しい彼女にこそ託そうと、授けたもの。
それが、彼女をいつまででも『右方のフィアンマ』へ縛り付ける。
『神の右席』に見合わぬ優しさと弱さは、彼女がそのような器ではなかったから。
力なき者に無理やり刃を持たせ、戦場へと突き出す。そして、撤退を許さない。
何と非情で残酷なことだろうか、と。ウィリアム=オルウェルは、思う。
教皇「…『原典』によって生かされている以上、多少の傷は傷害には、ならないだろう」
アックア「……、」
『アックア。…怪我を、しているのか。…傷は、…深く無いようだが、一応手当をしておけ』
『…教皇さん。休憩を取らないと倒れることになるぞ』
教皇「…早急に」
教皇の表情は、険しかった。
組織的な理由もあるが、フィアンマに苦しんで欲しくないと、そう個人的に思うのも、また事実。
後方のアックアは、現教皇もまた心苦しい決断をしているのだと感じ、無言のままに背を向ける。
場所は、捜せばすぐに視える。
一方。
上条家は、夕飯の支度中である。
忍び寄る不穏な雰囲気を察知することも無く、伸びやかに、穏やかに。
フィアンマ「…ところで、何を作っているんだ?」
上条「
>>47
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