過去ログ - フィアンマ「あ、あん、安価で世界を」上条「あんかけが何だって?」
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◆2/3UkhVg4u1D
[saga]
2012/11/23(金) 14:49:17.41 ID:bELzBI1r0
フィアンマ「…俺様は、…フェリーチェ=ミカエリス。ミカエリスが苗字だ」
フェリーチェは、男性名。フェリーチャが女性名だ。
ミカエリスという苗字はあり得るかもしれないが、名に関しては嘘である。
そもそも孤児だった彼女に正確な名前など無いのかもしれないが。
イタリア語に詳しくない上条は偽名と勘ぐるでもなく、そのままそれが名前なのだと感じ、頷いた。
上条「じゃあ、フェリーチェが名前なんだな」
フィアンマ「そうだ。…どちらで呼んでくれても構わん」
上条「…んー」
クラスメートの女子のことは、皆苗字で呼んでいる。
しかし、これから同居する仲なのだから、苗字ではよそよそしいような。
上条「名前でいいか? 俺のことも、名前で呼んでくれていいからさ」
フィアンマ「……当麻?」
上条「そうそう」
フィアンマ「…当麻、か」
噛み締めるように、名前を呟く。
事務的で無い関係。友人と呼べるかはまだ曖昧だが。
勿論、フィアンマは上条の右手を回収する為に此処へやって来たのだが、やっぱり個人的な私情を挟んでしまうもので。
そもそも『世界を救う』というのは彼女だけの思想・発想ではないのだから、仕方のないことだ。
上条「…と、そろそろいいかな」
火を止め、炊き上がって久しい、蒸らし済みのご飯を器によそう。
蜂蜜は入れないのだろうかとちょっぴり残念に思いながら、フィアンマはスプーン等を用意する。
ちなみに彼女は調理中に『このルーには既に蜂蜜成分があるんだよ』と説明されたが、奇怪な固形物という評価を覆しはしなかった。
上条「はい召し上がれ」
フィアンマ「父よ、あなたの慈しみに感謝してこの食事をいただきます…」
十字教徒らしいお祈りに面倒臭そうだなという印象を覚えながら、上条はただ一言『いただきます』と手を合わせた。
彼は、『自分が不幸の根源である』というその思想を除くと和やかな状況を好む少年である。
だから、こうして誰かと食卓を囲むのは、楽しいと思えた。
上条「辛かったか?」
中辛であったことを思い出し。
ぱくりと一口口に含んだきり何故だか固まったフィアンマに、上条は問いかける。
フィアンマ「
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