過去ログ - フィアンマ「あ、あん、安価で世界を」上条「あんかけが何だって?」
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564: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2012/12/07(金) 18:44:04.00 ID:JGQqYxtZ0
《地震がありましたが、皆様大丈夫ですか》


一方通行「初体験だなァ…。初体験を垣根くンに捧げちまった訳か…」

しんみり。
そんな四文字が似合う表情で、しみじみと一方通行は言った。
初体験、というどこか淫靡な響きだが、垣根としては何とも言えない。
相手が普通の可愛い女の子であればまだしも、学園都市最強をこのネタで揶揄する気にはなれない。
それを除いても、まだそれ程親しくない時点で下ネタを言ってしまうのはよろしくない。

なので。

垣根「俺も来たのは初めてだ。初めて同士だな」

そんな事を言いながら、垣根はのどかな笑みを浮かべた。
まるで、何の邪気もなく、人と触れ合う心地良さに浸るかのように。
一方通行も知らず知らず表情が和む。
彼にしては珍しく、和らいだ様子だった。
二人の様子を交互に見て、打ち止めは機嫌の良さそうに満面の笑みを浮かべる。

打ち止め(このまま所謂親友ってやつになれたらいいね、ってミサカはミサカは密かに応援してみたり!)





十月半ば。
とはいえ、まだ十日と少しといったところか。
一方通行は、緊張していた。
誰かをぶん殴ることに、ではない。そういったことはむしろ、割とテンション高くやっていける。
むしろ、その逆。そう、仲直り…のようなもの。
木原数多の入院している病室の前で、彼は杖をついた状態でどう入るか迷っていたのだった。
黄泉川にそれとなく頼み、今、彼の隣に打ち止めは居ない。

一方通行「……」

垣根帝督という少年と友達になった。
優しい時間にほんの少し慣れた今なら、和解などという生暖かい接触を出来そうな、気が、する。
しかし、あれだけ罵倒しあってしまった。今更修正など利くのだろうか。

一方通行「…案ずるより、産むが易し…って言うしな…」

大体、この程度で躊躇していては、これから先楽しく生きていけない。
数々の暗部で過ごしてきて、今も暗部組織に所属している一方通行だが、打ち止め達と暮らしている今、少しでも、温かな感情で胸を満たしたかった。

ガラガラ、とドアを開ける。
木原数多と目が合う。
気まずい。ぶっちゃけた話、昔々に大喧嘩をし、0930事件での再会だったのだ。
緊迫した空気の中、一方通行は言う。

一方通行「>>566


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