過去ログ - フィアンマ「あ、あん、安価で世界を」上条「あんかけが何だって?」
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609: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2012/12/08(土) 00:33:03.38 ID:WP/qOBqy0

本来なら、能力を使ってでも潰しておくべきかもしれない。
しかし、垣根帝督は無駄な殺しを好まない。
悪意で潰さないのなら、好意で潰せば良い。
そんな訳で。

垣根「…よし、友達になろうぜ」

何とも暴論である。
そもそも、手に血をつけ、明らかに人を殺した後の少年ににこりと微笑まれたところで、怯えるのが関の山。
なのだが、オフィーリアはその辺の可憐なだけの少女ではないし、死体など残念ながら見慣れてしまっている。
彼女の元の職業は『右方のフィアンマ』だったのだから。
勿論、死体に痛ましい気持ちになり、そのことで涙目にはなっているが、それだけ。
勿論、許可を出してもらえるならおもむろに葬式を始めるだろうが、そんな許可は下りないことを彼女は知っている。
元の自分と同じような職業に就いているのか、と判断した彼女は、拒否するでも、怯えるでもなく頷いた。
垣根としても、友人として彼女を生かした方がメリットは大きい。

垣根「…携帯電話は?」

フィアンマ「あるが、メールアドレスとやらしか覚えていないな」

初期設定のままのメールアドレスをちらと見て覚えている彼女は、簡潔にそう述べた。
そうか、と相槌を打った垣根は彼女のアドレスを口頭で聞き、自分の手を能力で綺麗にした後、自分の携帯へデータとして入力する。

垣根「じゃあ、後でメール送る。…ところで、さっきのは」

フィアンマ「注意されずとも、言わんよ。言う必要も無い」

さらっと言うと、フィアンマはその場所から出て行った。
残った垣根は下部組織に連絡し、死体の処理を任せる。

垣根(『幻想殺し』と『一方通行』を繋ぐ、接点)

それにしても、死体を憐れむだけで自分を怖がらないとは。
なかなかに肝の据わった女だ、と思いながら、垣根は携帯をしまうのだった。








ぐるっと地下街を一周し、オフィーリアは上条の下に戻ってきた。

上条「何か行きたいところあったか?」

フィアンマ「>>611






《今日は寝ます。お疲れ様でした》


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