過去ログ - フィアンマ「あ、あん、安価で世界を」上条「あんかけが何だって?」
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◆2/3UkhVg4u1D
[saga]
2012/11/23(金) 20:31:34.04 ID:WoeyiSgB0
フィアンマ「『―――命名、"幻想殺し"が邪魔になるので、貴男はこの部屋からしばらく退室していて下さい―――』」
上条「退室、」
フィアンマ「『―――退室しなさい』」
凛とした声に歯噛みしながら、上条は一旦外に出る。
そして、自分の右手を見た。
不幸を呼び寄せる、災厄の右手。
ありとあらゆる異能の力を消し去る、『幻想殺し』。
やっぱり、彼女に手を握られた時、手を離せば良かった。
手を引いて、揺さぶり起こして、自分から引き離せば良かった。
やっぱり、自分と一緒に居ると、自分に触れると、誰かが不幸になる。
上条「…ちくしょう」
無力感に、呟く。
しばらくの後、小萌に呼ばれて部屋に戻った上条は、だいぶ調子を取り戻した様子の彼女を見、安心した。
それと同時に、学園都市外から来たであろう彼女がどのようにして、まるで能力で治療を行いでもしたかのように治ったのかを、気にした。
気になるがままに疑問をぶつければ、フィアンマ本来の口調で言葉が返ってきた。
二人きりにしてあげようと思った小萌は、「もしかすると先生はお風呂が長くなって二人のことを忘れちゃうかもしれません。でも、何があったのか、いつか話してくださいねー」と笑って、風呂場に消えた。
二人きりとなった部屋の中、フィアンマは疲れた様子で"魔術"について語る。
にわかには信じ難いものの、長々とした解説を聞き、上条はどうすれば良いのかと迷う。
フィアンマに対して、命を賭ける必要は無い。だって、昨日会ったばかりの人間なのだから。
でも、自分の右手に触れて不幸になったのなら、救わなければならない。
自分のせいで不幸にしてしまったのだから。
上条「……それで、アイツ…後方のアックアには、どうやったら勝てるんだ…?」
フィアンマ「…難しいな。如何なる方法を使っても、…並みの魔術師ではまず不可能だ」
上条「……ごめん」
フィアンマ「…何故謝る」
フィアンマの打算。
怪我をすることによって、上条に自らに対しての情を湧かせる。
見事それに成功したが、謝罪の意味がわからず、フィアンマは首を傾げた。
上条「…俺の、せいだ」
フィアンマ「……?」
上条は、フィアンマが追われる事情に何ら関与していない。
にも関わらず、もう一度謝罪をして。
上条「…
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