過去ログ - フィアンマ「あ、あん、安価で世界を」上条「あんかけが何だって?」
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720: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2012/12/09(日) 15:38:12.07 ID:D+Y8XtHm0

垣根「そんなことしたら寒いじゃねぇか」

現在、二人が乗っているのは学園都市製のヘリコプターだ。
最新鋭の技術が用いられているこれは、暖房の空気が充満していて暖かい。
確かに、生身で、しかもロシア上空の空を飛んだりすれば、この暖かさは手に入らない事だろう。
例え化け物染みた力を持っているにしても、結局の所、超能力者とは人間だ。
『未元物質』で身体を固めて防寒するのは馬鹿馬鹿しいし、ヘリに乗せてくれるのならそれに甘んじる。
常識的に考えれば、確かにこちらの方が安全確実だ。

麦野「常識的なところ、あったのね」

垣根「常識が通用しねえのは俺の『未元物質』であって、俺自身じゃねえ」

麦野「ふーん?」

垣根「何だその顔、喧嘩売ってんのかコラ」

麦野「あ? やんのかテメェ」

運転手(ひぃ、喧嘩しないでくれ…!)

目的を隠している同士の旅は、続く。



十月三十日。
『自動書記』を発動し、ステイル=マグヌスとアウレオルスは戦っていた。
上条当麻とオフィーリアはロシアへ到着し、辺りの様子をうかがっていた。
一方通行は打ち止めを庇いつつ、ロシアの雪原を歩いていた。

上条「まず、どうすればいいんだ?」

フィアンマ「エリザリーナ独立国同盟へ行くのが先決だろう。…道はわからんが」

うーん、と辺りを見回す。
地図の類が購入出来れば手っ取り早い。
『預言』によって『視』ようにも、周囲にそもそもあまり人が居ない。


一方通行は打ち止めの様子を時々見ながら、ロシア軍と戦っていた。
そんな彼の前に現れたのは、一人の少女。

番外個体「このミサカは、あなたを殺す為に作られた。まぁ、楽しんでよ」



垣根帝督と麦野沈利は、ロシアの集落へとやって来た。

垣根「…なぁ、人助けってどう思う?」

まもなく到着する『プライベーティア』―――ロシアの非正規軍に怯える集落の人々が、それでも逃げる事が出来ずに居るのを眺め、垣根は問いかける。
どうやら助けよう、などと甘いことを考えているらしい。

麦野「>>722


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