過去ログ - フィアンマ「あ、あん、安価で世界を」上条「あんかけが何だって?」
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◆2/3UkhVg4u1D
[saga]
2012/12/09(日) 21:11:28.91 ID:fRrwe8400
麦野「金くれたらやる。世の中はギブ&テイク。…でしょ?」
昔なら、金をくれてもやらなかったかもしれないな、と麦野は発言しながら思う。
垣根は麦野の発言に小さく笑って、それもそうだなと頷いた。
垣根「どうせぶっ殺す相手はロシアの軍隊な訳だし、仕事には入るよな」
麦野「…本気?」
垣根「良いじゃねえか、暇だし」
そろそろ軽く暴れたい頃だろう、と垣根は首を傾げる。
首を傾げての笑顔さえムカっ腹が立つ、と思いながらも、麦野はそちらに賛同した。
麦野「ま、準備運動には良いかもね」
『アイテム』を未だ木原病理の手元に置かれている、というストレスもあり。
そんなストレスを発散しよう、と麦野はまず、やって来たプライベーティアのヘリに照準を定めるのだった。
一方通行は、逃げていた。
後ろから、悪意を宿した妹達が追ってくる。
それはこの世界に現存するどんな怪物よりも、恐ろしい。
一方通行は現在、信念を定めている。
一つは、打ち止め含む全妹達を傷つけず、守ること。
一つは、敵に回した人間を殺さないこと。
反射は出来ない、攻撃もしたくない。
番外「ほらほら、さっさと『反射』してこのミサカを殺せば良いじゃない? 無様に自滅しなよ、平和主義!」
嘲笑と共に、鉄釘が飛んでくる。
咄嗟に打ち止めを庇うと、その鉄釘は細いふくらはぎに突き刺さった。
一方通行は激痛に耐えかね、打ち止めの身体は雪原にぽふりと倒れてしまう。
一方通行「が、っァアアアアアアア!! …ッ、…」
振り返る。
そこには、薄ら笑いを浮かべた妹達。番外個体、彼女は自らをそう名乗った。
恐らく、その生が誰にも望まれていないことを知っていて。
番外「言っておくけど、ミサカはあなたの行動を先読み出来る。ミサカネットワークに干渉して、ね。そこの司令塔に頼んでみたところで、それも無駄。このミサカには、如何なる信号も命令も『統括理事会』の許可が無ければ通らないよう、『シート』や『セレクター』が埋め込まれている」
生半可な攻撃では、読まれて通用しない。
だからといって、殺す訳にもいかない。
番外「大体さ、ご本人様のオナニー気分の罪滅ぼしで、ミサカ達が本当にあなたを許すとでも思っちゃってるの?」
一方通行「…
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