過去ログ - フィアンマ「あ、あん、安価で世界を」上条「あんかけが何だって?」
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◆2/3UkhVg4u1D
[saga]
2012/12/10(月) 00:26:52.21 ID:zXTKf9s10
上条「…俺はもう駄目だ」
フィアンマ「……、」
目を伏せた上条の瞳に、生気は宿っていない。
虚ろな瞳で、彼は言う。
上条「俺のことは気にせず、先に行けよ。幸運を祈る…」
フィアンマ「…当麻」
何だよ、と上条は泣きそうになりながらオフィーリアを見やった。
上条の中では、刀夜の言葉がいつまでもリフレインしている。
『父さんは、ただ、当麻とオフィーリアに、幸せになって欲しいと思っただけなんだ。父親として、ね』
自分の為に刀夜が凶行を犯していると思うと、本当に、泣いてしまいそうだった。
フィアンマ「…打たれるのと、キスをされるのと。どちらの方が、正気に戻れるんだ?」
上条「…………」
オフィーリアに諦念の意思は無い。
このまま放っておけば、かつての彼女の目論見通り、世界は救われるのに。
上条「…俺が、止めたんだよな」
そんな呪縛に囚われた『右方のフィアンマ』から彼女を助ける為に、自分は拳を振るったのだ。
ならば、ここで立ち止まることは、あの時の自分を否定することになる。
上条「…キスが良いな」
フィアンマ「そうか」
笑って、彼女は上条の額へ軽く口づけた。
いつかのように、勝利を願って。祝福のくちづけを。
垣根帝督は、木原病理に苦戦していた。
当然だ、彼を開発したのは木原病理であり、彼について最も詳しいのがこの女性なのだから。
彼女は第二形態、脚力補助ロボットで戦闘をしている。
あらかじめ入院患者用の駆動ギプスで足を覆っており、いざというときは車椅子なしで歩行が可能な代物だ。
虎をも蹴り殺す脚力と、それを生かした瞬発力による高速移動を駆使して、垣根を追い詰めていく。
垣根「ッッ、」
病理「ほらほら、ここで耐えないと、垣根さんも『アイテム』の皆さんも麦野さんも、みーんな犠牲になってしまいますよ? まぁ、それでも仕方が無いと諦めてくれるのなら、それでも楽しいんですけど」
垣根「
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