過去ログ - フィアンマ「あ、あん、安価で世界を」上条「あんかけが何だって?」
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◆2/3UkhVg4u1D
[saga]
2012/12/10(月) 01:22:38.91 ID:zXTKf9s10
雪が風に巻き上げられ、一方通行へ直撃する。
小手調べのつもりだったらしい、反射どころか防御も、回避すらしなかった彼の手足は、幸いちぎれなかった。
しかし、内臓へのダメージは否めない。
ボディブローを受けたような思いで、一方通行は一度咳き込む。
一方通行「…痛ェな」
垣根「……、」
打ち止めのことは番外個体に任せている。
だから、一方通行が心配すべきことは何も無かった。
一方通行「…さっきのは、第四位と…オマエを看てた研究者か。俺にとっての木原数多みてェなモンだった」
垣根「…そうだよ。衝撃の事実だ、聞いてくれ。何とアイツ、俺の実の母親なんだ」
笑いながら、垣根は一方通行を見る。
どうして反射してくれないのか。どうして、攻撃してこないのか。
一方通行「…俺を殺してどォする。…俺とオマエは、…月並みの言葉を使えば、友達ってヤツじゃなかったンかよ」
垣根「……学園都市の序列では、お前が一番上だ。そして、俺は次点。アレイスター…統括理事長が最優先するのは、お前、つまりは『第一候補』。俺みたいな『第二候補』は、掛け合う事が出来ない」
一方通行「…だから、俺を殺して『第一候補』に、か」
垣根「ああ、そうだ。…学園都市第二位という地位にまで上り詰めた俺にしか、出来ない。そうするのが自然で、そうしなきゃならねえ。お前と仲良くなり過ぎて、忘れてた。元々、お前の事は殺すつもりだったんだよ。殺すってのも非効率だから、友達っていう生ぬるい関係作って、譲ってもらえないかと考えてた。無理だな。大体、お前が死なない限り、序列なんざ変化しねぇし」
垣根はそう言いながら、未元物質で銃を創り出す。
この銃弾を反射されれば、当たり所によっては死ぬだろう。
そして何故だか、一方通行は反射をしないような気が、した。
垣根「あばよ、第一位。……俺の、…最初で最後の、……トモダチ。アクセラ、レータ…」
唇を噛み締め、引き金を引く。
音もなく発射された銃弾は、一方通行の心臓に向かう筈で、しかし、肩へと食い込んで貫通した。
一方通行「ぐ、っが……ァ!」
痛みに耐えながらも、それでも、一方通行は反撃しない。回避しない。防御しない。
垣根「…テ、メェ。お得意の反射はどうした!? ナメてんのか! 俺がお前を殺さないって、本気で思ってんのかよ! 俺は殺すぞ。テメェと違って、不殺主義なんざ掲げてねぇんだからなぁ!」
銃口を向けられた状態で、一方通行は顔を上げる。
出血した肩を、手で押さえながら。
垣根「何でだ。何で、反撃しねえ。テメェは今、殺されかかってんだぞ。俺を殺せよ。傷つけられる前に、傷つけろよ。それでこそ、学園都市第一位があるべき姿じゃねえのか!!」
一方通行「
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