過去ログ - フィアンマ「あ、あん、安価で世界を」上条「あんかけが何だって?」
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◆2/3UkhVg4u1D
[saga]
2012/12/10(月) 01:56:40.68 ID:zXTKf9s10
垣根「……っち…」
舌打ちをして、垣根はため息を吐き出す。
自分は何をしていたのだろう、というバカバカしさが先に来て、悔しさやら情けないやらで、垣根は笑いながらも、その瞳からぽろぽろと涙を零した。
垣根「ズルいぜ、あーくんよぉ…そんなこと言われたら、殺せっこねぇじゃねえかよ…」
一方通行「…ていとくン、」
垣根「俺は今から、麦野の仲間<アイテム>を助けに行く。お前は、チビ嬢ちゃんしっかり助けろよ」
言いながら、垣根は一方通行の傷口へ手を伸ばす。
演算をすると『未元物質』が働き、一方通行の傷口を修復していった。
垣根「…あのクソババアの形態変化ってやつを見て、こういう使い方もあんのかと思った。…ババアの趣味に付き合わされた俺の"弟"も助けに行ってくる」
一方通行「弟なンか居たのかよ」
垣根「さっき知った。ま、第三位にとっての打ち止めちゃんと同じ」
一方通行「……、」
垣根は打ち止めのことも何とかしたいとは思ったものの、能力を応用しても、そこまではたどり着けなかった。
垣根は麦野と病理を連れて、去って行く。学園都市へとんぼ返りして、『アイテム』のメンバーや、垣根の『弟<クローン>』を助けに行くのだろう。
一方通行は無事完治した自分の肩を見やり、小さく笑った。
一方通行「…案外、人を殺すだけの力ってなァ、人を助ける方面にも使えるモンだな」
『ベツレヘムの星』は暖かった。
暖房を入れている状態の室内と同じ程度に。
気圧も地上と同程度にしてあるらしく、呼吸は苦しくない。
が、上空何万kmもあるこの場所から飛び降りれば、死ぬことは確定していた。
四つある、色が付いた場所の内、青の後方だけが異様に長い。
ノイズの混ざった声が、聞こえた。
刀夜『無事来られたようで、安心したよ。怪我は無いか…と、そちらからの声は聞こえないのを忘れてた』
上条はそっとオフィーリアの身体を離し、何処から聞こえているかわからない刀夜の声へ、聞こえないとしても、吼える。
上条「
>>778
!」
《今日は寝ます。お疲れ様でした》
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