過去ログ - フィアンマ「あ、あん、安価で世界を」上条「あんかけが何だって?」
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792: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2012/12/10(月) 20:26:14.98 ID:i27RtlB30

「あぁ、そうだな。俺が終わらせるからな」

こんな馬鹿げた戦争も。
父親の凶行も。
上から目線の世界の救済とやらも。

全部全部、この手で終わらせる。
その決意を確かめるように、上条は右拳をぐっと握り締めた。
そんな息子の様子に、刀夜はやはり困った表情のままでいた。
まるで、子供に玩具を強請られた父親のような表情だった。

「…当麻。これは、当麻も望んだことなんだよ」

「…俺も? 何言ってんだよ」

とうとう本当におかしくなってしまったのか。
そんな考えが頭を過り、上条は眉を潜める。
対して、刀夜は静かに語り始めた。

「…当麻は、私の息子だ。それは変えようが無い事実で、私自身もそれを誇りに思っている」

「……、」

「そして同時に、私はオフィーリアちゃんの事も大切に思っているよ。…娘のような感情かな」

「…親父?」

「…納得するまで、全部話した方が良いだろう。当麻は真っ直ぐな子だから」

嘘もごまかしもしない。
そう前提を置いた上で、刀夜は真面目な表情を見せた。
上条がいつも何かに迷った時、励ましてくれる時の、顔だった。


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