過去ログ - フィアンマ「あ、あん、安価で世界を」上条「あんかけが何だって?」
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809: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2012/12/10(月) 20:51:31.56 ID:i27RtlB30
>>800 ×幸運と不運を竹で二つに割った内 ○竹を二つに割ったかのような幸運と不運の内》


上条「俺、この闘いに勝ったら、お前とデートしたいな」

上条はこんな状況で、それでも微笑んでみせる。
勝利を確信しているのは、目的を聞いたからかもしれない。
そんなにも人々の結集した力が見たいというのなら、見せてやれば良い。
上条はこの世界を心の底から嫌ってはいたが、この世界の人々の事は嫌いじゃないし、信じている。
少なくとも、自分の身の回りに居る人間なら、こんな戦争を望んだりしないと信じている。

そんな上条に対して、オフィーリアは表情を和らげた。
例え『中身』が何であったとしても関係無いと、断じてくれたような気がした。

フィアンマ「…それは、俗に言う死亡フラグらしいぞ?」

上条「だよな」

フィアンマ「……たとえ、当麻が化け物だと言われる立場でも。普通とかけ離れていても。その本質がどれだけ罪深くて、救いようが無くても。それでも、俺様は胸を張って言えるよ」

上条「……、」

彼女は庇われないよう、一歩前に出た。
庇われるだけが、守られるだけが、役割じゃない。
少なくとも、この場で強者でいられる自分は、戦うべきなんだ。
そして、そうしなくてはならないから立ち向かうのでもない。
純粋に、自分の意思で、立ち上がる。

フィアンマ「―――俺様は世界で一番、上条当麻を愛している、と」

そう言って、彼女は右手を水平にゆらりと突き出した。
細い手が、指が、それでも強力で優しい力を持っていることを、上条は知っている。

上条「一つ、確認しても良いか。オフィーリア」

フィアンマ「ん?」

刀夜は、ゆっくりと一度だけ呼吸をした。
息子と、少女に手を挙げる事を、怖がっているかのようだった。

上条「……俺は、上条当麻。科学でも魔術でも説明出来ない、世界にたった一人の、平凡な男子高校生。それで、いいよな」

フィアンマ「…当たり前だろう。それ以外に、一体何があるというんだ?」

当麻が人間であることは、オフィーリアが保証する。
オフィーリアが人間であることは、当麻が保証する。

だから、もう彼等は『神浄』とは呼ばれない。人智を超越した化け物なんかじゃない。
自分の脚で立ち、自分の意思で敵に立ち向かい、自分の心で人を愛せるのだから。







一方。
垣根帝督は、アイテム勢に囲まれて居た。
本来ならばロシアへ戻った方が良いのかもしれないが、最早そんな体力は残っていなかった。
故に、『アイテム』の面々と垣根帝督、そして垣根帝督のクローン体である…便宜上『垣根弟』と呼ばれる少年は、ファミリーレストランに居た。

フレンダ「それで、麦野はともかく、何で第二位が私たちを救出しに来た訳?」

絹旗「超気になります。…まさか、麦野の…?」

麦野「私の何だってのよ」

垣根「>>811



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