過去ログ - フィアンマ「あ、あん、安価で世界を」上条「あんかけが何だって?」
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889: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2012/12/11(火) 21:47:31.10 ID:fe9JhZZ00

上条「嫌な言い方すんなよ…」

フィアンマ『はは、すまない』

笑っているが、申し訳なさそうな顔をしている辺り、ある種、彼女の中での劣等感のようなものになっているのだろう。
彼女は基本的に他者を傷つけることを好かない。それは、上条相手も例外ではなく。
生まれつき上条を不幸にしているとわかった今、その事実を、彼女はだいぶ重く受け止めていることだろう。

上条「大体、お前が居なくなったら、俺は更に、その間ずーっと不幸じゃないか…」

嫌な説得だ、と上条は自分でも思う。
別に、彼女を傷つけたい訳ではない。
そんな、世界を救う何かなんて諦めて、捨てて、自分のところへ戻ってきて欲しい。
たったそれだけなのに、叶わない。

上条「お前は俺を更に不幸にするのかよ……ッ」

ぎり、と歯ぎしりをして、上条は俯く。
酷い言葉を放ってしまったものだ。

フィアンマ『……それでも、…俺様はもう、誰かに助けを求めるのはやめたんだ。そして、自分のわがままで周囲を振り回すことも。…当麻には寂しい思いをさせるし、申し訳ないとは、思う。だから、なるべくすぐに戻る』

本当に、ごめん。
そう謝罪する彼女の脚から、徐々に薄まっていく。
まるで最初から蜃気楼か何かであったかのように。
やはり止められないのか、と思いながら、上条は最後にこう言った。

上条「>>891


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