過去ログ - フィアンマ「あ、あん、安価で世界を」上条「あんかけが何だって?」
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892: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2012/12/11(火) 22:07:48.95 ID:fe9JhZZ00

上条「…お前が、今までの事全部わがままだって思ってんなら。利子とやらは死ぬまで返し終わらないと思うなら。…まずは、その幻想をぶち殺してやる! …戻って来いよ」

必ず。
そう言う上条に、オフィーリアは柔らかな笑みを見せた。
こくりと縦に頷かれる顔を見せ、やがて彼女は空気に溶けるように消失した。
やるべき事は済ませた、と、それ以上助ける事もなくエイワスもその場から消える。
残された父子は視線を合わせ、何処へ向かおうかと考えながら、前を向く。

その瞬間。

上条刀夜の腹に、何かが突き刺さった。
槍のようなものだった。手で掴もうとすると、掴めない。
空気で出来た槍だろうか、と思いながら、上条刀夜は腹部を手で押さえた。

上条「ッ!?」

上条刀夜よりも余程混乱して振り返った当麻の目に映ったのは。
聖者のようにも愚者のようにも男にも女にも見える『人間』、アレイスター=クロウリー。





一方通行は、恩人をせっかく助け出せたにも関わらず、攫われた事に無力感を得ていた。
体中を満たす倦怠感は、きっと精神的なものからだろう。
隻眼に、物々しい眼帯。それから、魔法使いのような鍔広の帽子。
不気味な容姿だったように、思う。まるで、絵本にでも出てきそうな、魔法使い。

一方通行「……、」

ロシアを駆けずり回ってでも、彼女を連れ去ったアイツを捜した方が、良いのかもしれない。
けれど、一方通行には他にも守るべき人間が居た。
打ち止めと番外個体を、最優先しなければならない。

一方通行「…クソッタレ」

無力感に、満たされていた。





その頃。
学園都市では、絹旗が垣根のマンションにて、垣根弟の相手をしていた。
『アイテム』最年少の為、感覚が合うのではないかという結論に至ったのである。

絹旗(…といっても、子供と遊んだ事なんて超ありませんし)

どうしよう、という表情を浮かべる絹旗。

垣根弟「…迷惑なら最初から申告すれば良かったのでは、とカキネは推奨した」

絹旗「>>894


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