過去ログ - フィアンマ「あ、あん、安価で世界を」上条「あんかけが何だって?」
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96: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2012/11/24(土) 17:06:12.41 ID:fh98tocv0

上条「学校行くのだるい」

適当な嘘。
此処で真面目な文句を並べれば並べる程、尚更迷惑をかける訳にはいかない、と言われるのが目に見えていたから。
学校位一日行かなくたって大丈夫、と言えるほど、上条は優秀な生徒ではない。逆をいく。
必死に学校へ行かなければ、また相殺用課題が出されて大変疲れるに決まっているのだ。
でも、それだけだ。フィアンマと違って、命の危機がある訳じゃない。だから今日は休んででも守る、と上条は決めた。

上条「大丈夫、お前の本国はどうか知らないけど、日本の学校は結構緩いから」

そんなことを言って、上条は小萌に連絡をした。
昨夜のことを知っている小萌は、上条の『体調不良』を苦い笑い声で承諾した。
これで、学校を休む手続きは終わった。
良かったのだろうかと申し訳ない様子のフィアンマの頭を撫で、上条は苦笑いをする。

上条「俺の学校一日休んだ分とフェリーチェの身の安全だったら、後者の方が重いんだよ。だから、気にすんな」

フィアンマ「…すまない」

上条「謝るなよ。……俺も、…助けて、もらったからな」

両親以外に、自分を不幸の根源などではないと、本気で想ってくれる人が居た。
そのことをよく理解しただけでも、上条は救われたし、助けられたのだ。





夕暮れ。
外に出た上条は、フィアンマと共に人のあまり居ない場所へ向かっていた。
公園へ向かう途中、急に人が居なくなる。『人払い』であることは明白だ。

上条「…来るか」

呟いた。
陽が暮れて真っ暗になった闇の中から、一人の大男が現れる。

アックア「時間は与えた。幾つもの選択肢があった筈である」

上条「そうだな。その時間で、俺もフェリーチェも多少楽しい思いが出来た。…だから、尚更渡す訳にはいかねえ」

アックア「……」

一歩も動いていない男の重心が、下に落ちる。
影から取り出された巨大な得物。昨日と、同じ。

上条「…、何で、コイツを追ってやがる。コイツが何をした」

アックア「話す必要は無い」

殺す為でなく、意識を刈り取る為に。
アックアは踏み込み、上条へ攻撃を開始する。







上条はどうする?>>+2


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