過去ログ - 魔法少女まどか☆マギカ〜After Ten Years of History〜【あれから10年】
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29:第4話「犯した罪 科せられた罰」 ◆7F2DwKbdfg[saga sage]
2012/12/06(木) 01:11:16.79 ID:1zGoWblm0

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見滝原市内、図書館―――

【タツヤ】
「え〜と...」


大輔と別れてから数十分後、俺は市内の図書館にいた。
和子さんから聞いた事件について調べようと思ったのだけど...。何処に行けばいいのか分からず、館内をうろうろしている。

見滝原市の図書館は、商店街や駅とは少し離れた人気の少ない場所に建っている。
その分敷地が広く、市内でも1〜2位を争うほどの巨大な施設だ。
設備も最新の物が用意されていて、本や資料もよほどマイナーなものでない限り揃っている。

此処ならその事件の資料とかも手に入るかと思ったのだけど・・・肝心の資料が保管されている場所が分からないんじゃ...。


【司書】
「君、何か探し物?」

【タツヤ】
「えっ!?は、はい...」


そうやって館内を巡回していると、本の整理をしていた司書さんに声を掛けられる。

ちょうどいい、この人に資料が何処にあるのか聞いてみよう。


【タツヤ】
「あの、昔の新聞のデータとか保管してる所って何処ですか?」

【司書】
「ああ、それだったら地下にあるわよ」

【タツヤ】
「ありがとうございます」


地下にあったのか、いくら探しても見つからない筈だ。

その秘書さんから地下に向かうエレベーターの場所や、過去のデータの検索方法を教えてもらう。
周りには調べものや勉強をしている人がまだ居たので、なるべく小さな声でお礼を言った。


【司書】
「閉館時間もあるから、探し物なら手短にね」

【タツヤ】
「はい」


司書さんはそう言って再び自分の仕事に戻っていった。確かに、時間はあまり残されていない。
早く地下に行って用事を済ませた方が良さそうだ。

俺は司書さんに軽く会釈した後、足早に地下に向かった。




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