過去ログ - 魔法少女まどか☆マギカ〜After Ten Years of History〜【あれから10年】
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871:第5話「強さはいつも心の中に」 ◆7F2DwKbdfg[saga sage]
2014/06/09(月) 00:53:15.68 ID:fDDfIeo+0

https://www.youtube.com/watch?v=xgat59HFycY


【ほむら】
「全く…」

【ほむら】
「無茶したわね」


その冷たい手のひらの持ち主である…暁美ほむらが、タツヤの頭を膝に乗せながら話す。

そう…首元に感じる感触は、ほむらの膝枕だった。
タツヤは、ほむらの膝の上で夜が明けるまで眠ってしまっていたのだ。


【タツヤ】
「す、すいません」


タツヤは、今の状況が上手く飲み込めず…口籠るように返事をする。
だが、ほむらに迷惑を掛けたことだけは直ぐに理解できた。

ほむらを守ると決めたのに、何をしているのだ…と、タツヤは少しだけ自暴自棄になる。


【ほむら】
「...でも」


しかし、そんなタツヤの顔を…ほむらはそっと覗き込む。


【ほむら】
「おかげで、助かったわ」

【ほむら】
「どうも有難う」


そして、彼女は言う。

助かった、有難うと―――

その表情に…人間らしい、優しい微笑みを作りながら…


【タツヤ】
「え…いや、俺は…」


その不意打ちとも言えるほむらの言葉と表情に、タツヤは思わず目を反らしてしまう。

お礼を言われたのが恥ずかしかったのか
それとも、ほむらの表情に見とれてしまった自分を隠すためなのか…

タツヤは自分でも分からなかった。


【ほむら】
「...でも、そのおかげで」

【ほむら】
「仲間の下へ行きそびれちゃったわ」


だがその一方で、ほむらは少しだけ残念そうに呟く。



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