67: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2012/11/29(木) 09:34:00.62 ID:LnDVmjR4o
「はぁはぁ、やっと森を抜けたわ……」
「ああ、大丈夫?おばあさん!?」
「あ、あぁ……なんとか無事さね」
68: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2012/11/29(木) 09:37:06.95 ID:LnDVmjR4o
――森。
「おや、あんた達、こんな所で奇遇だね……」
69: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2012/11/29(木) 09:39:29.57 ID:LnDVmjR4o
「すまんのう。この森にある山菜や薬草を取りに来ていた所、 いつの間にか随分と奥まで来てしまったようなのじゃ」
「そうなんですか……おばあさんの住んでいた街は?」
私がそう尋ねると、
70: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2012/11/29(木) 10:50:08.16 ID:LnDVmjR4o
「そうね、そこまで一緒に行きましょう?」
「おや、ありがたいありがたい。森を抜けた所で平気じゃから
そこまでお願いしようかのう」
71: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2012/11/29(木) 10:57:12.16 ID:LnDVmjR4o
それから私たちは魔物からおばあさんを守りながら戦うのであった。
おばあさんは以外と勇気があり、私達が攻撃を受けると
「こら、若い女の子をいじめるでねぇ!」
72: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2012/11/29(木) 11:02:16.48 ID:LnDVmjR4o
「おお、森を出たか。ワシはここで大丈夫じゃ、ありがとう」
そう言いながら真におぶさっていたおばあさんは降り町のある方向とは逆を向いた。
「え? でも町はあっちですよ?」
73: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2012/11/29(木) 11:06:46.22 ID:LnDVmjR4o
「ならいいけど、おばあさん、良かったらこのホイッスルを使って?
結構遠くまで響くものだから、魔物に襲われたらこれを吹いて?」
そんなもの持ってたのね。というかいつの間に? 元々持っていたもの?
74: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2012/11/29(木) 11:13:13.70 ID:LnDVmjR4o
「じゃああなたの分はこれから2分の1にするわよ?」
「それは僕が死んじゃいそうになったらどうするつもりなんだよ!」
「千早って……そんなケチだったっけ?」
75: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2012/11/29(木) 11:17:49.72 ID:LnDVmjR4o
「おやおや〜。森から出てきたお客さんかな!?」
大きな荷物の上からひょっこり顔を出したのは小さな女の子だった。
向かって左側にちょこんと小さく髪を結んでいた。
76: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2012/11/29(木) 11:21:50.80 ID:LnDVmjR4o
「んっふっふ〜。じゃあ回復薬がいるんじゃない?」
ぴょんっと荷物の上から私達の前に降りてくる。
くねくねしながら上目遣いをし
77: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2012/11/29(木) 11:29:12.90 ID:LnDVmjR4o
ゴソゴソもぞもぞと、大量に積まれた荷物の山の中に潜り込んでいった。
頭から潜り込んでいったために短いスカートからパンツが丸見えだった。
そして、ぽんっと、頭、と胴体だけを荷物の中からひょっこり出して
1002Res/509.58 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。