79: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2012/11/29(木) 14:32:57.31 ID:K9kPglqQo
「森に落としてきたんじゃ……」
「いや、だって森にいた時は普通に道具はあったし使ったよ?」
「きっと口を閉め忘れて落としたのよ」
80: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2012/11/29(木) 14:37:16.19 ID:K9kPglqQo
「おっしゃー! んじゃ次の街まで安全航路をとって出発だよゴーレムちん!」
ゴーレムと、えいえいおー! をしてから荷物を山のように詰んだ貨車はゆっくりと動き出し行ってしまった。
せっかくの安い買い物のチャンスの前にがっくりと項垂れる真。
81: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2012/11/29(木) 14:39:07.49 ID:K9kPglqQo
「だ、だけど……そんなの……わかんないよ。あのおばあさんは確かに
おばあさんだし、すごく良い人だったじゃないか……」
「そういう人に限って、っていうのはよくある話じゃない」
82: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2012/11/29(木) 14:50:46.20 ID:K9kPglqQo
――――森、出口。
「ほう……あの、青い子の方が鋭いようだねぇ……」
83:訂正 ◆WaqbrnFGsE[sage saga]
2012/11/29(木) 14:56:37.85 ID:K9kPglqQo
――――森、出口。
「ほう……あの、青い子の方が鋭いようだねぇ……」
84: ◆WaqbrnFGsE[sage saga]
2012/11/29(木) 14:59:48.02 ID:K9kPglqQo
「まぁ、ミキからしたら本当にチョロいカモだったなあーって」
「真くん、結構お金持ちだったし、ミキちょっと好きなの」
「でももう全部もらっちゃったし、用なしかなぁー」
85: ◆WaqbrnFGsE[sage saga]
2012/11/29(木) 15:04:03.37 ID:K9kPglqQo
「でも、取られちゃったものはしょうがないか。武器さえあれば戦えるんだし……」
「あなたの回復薬はないから私はあげないわよ?」
「なんでだよ! 少しくらいもらってもいいだろう!?」
86: ◆WaqbrnFGsE[sage saga]
2012/11/29(木) 16:31:55.13 ID:K9kPglqQo
「……なるほど。それはいい案とは言えるわね……
あまり足手まといが増えるのは気がすすまないけれど」
「誰が足手まといだよ!」
87: ◆WaqbrnFGsE[sage saga]
2012/11/29(木) 16:35:24.23 ID:K9kPglqQo
馬のような体が帯電して白く光っている。
頭には大きな角がある。
「ゆ、ユニコーン!?」
88: ◆WaqbrnFGsE[sage saga]
2012/11/29(木) 16:38:21.44 ID:K9kPglqQo
幸い森を抜け草原地帯にいる今、
広く短絡的な突進攻撃は避けることは容易いが、
実に回復薬が5つと少なさでは危険である。
「ま、待って真。あのユニコーン……角がある……確かに斬ったはずよ」
1002Res/509.58 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。