805: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/03/08(金) 19:02:27.24 ID:/PCTaSjwo
「っ! 千早……なんでもないわ。さ、寝ましょう」
そう言いお母さんは私の頭を優しく撫でながら私を寝室へと押して歩いた。
誤魔化すように。
その時の私は何も考えなかった。
眠くて何も考えてなかったし、それにお母さんが何でもないと言ったのを信用してしまった。
今思えば、私が見たお母さんが、村の人達にペコペコと頭を下げていたあの時。
あれはきっと私の歌が原因で意識が朦朧としてしまった子供達の親だったのだろう。
それの苦情を私の母親にぶつけていたに違いない。
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