過去ログ - 千早「キサラギクエスト」
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872: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/03/21(木) 16:47:24.87 ID:hWToRdhWo

「もうっ、敬語はなし! 私達同い年なんだよ?」

「えっ?」

以下略



873: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/03/21(木) 16:48:14.70 ID:hWToRdhWo

「まずは……服だね」


春香は私の格好をジロジロと上から下まで舐めるように見たあとに言った。
以下略



874: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/03/21(木) 16:48:54.46 ID:hWToRdhWo

今の格好はというと説明を受けた所、
都会の方に行くとそれは下着のようなもので、
そんな格好で歩いている人はもういないらしい。

以下略



875: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/03/21(木) 16:49:45.77 ID:hWToRdhWo
私なんかにオジサンが手を出していたら
私はきっとご婦人に嫉妬で殺されていただろう。
だけど、それはオジサンが許さなかった。
なんでなのかはわからないけれど。庇っていたみたい。

以下略



876: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/03/21(木) 16:50:32.31 ID:hWToRdhWo

私は春香が宿をあとにしてからしばらく呆然としていた。
目の前にはベッドがある。


以下略



877: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/03/21(木) 16:51:28.39 ID:hWToRdhWo
シャワーのお湯は温かくて心地よくて、涙が出た。
気持よくて私はシャワーを止める腕が震えた。


止められない。
以下略



878: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/03/21(木) 16:53:52.44 ID:hWToRdhWo

ふかふかでベッドは暖かい。
枕が柔らかい。


以下略



879: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/03/21(木) 16:54:29.49 ID:hWToRdhWo
きっとお母さんが見ていたら御行儀悪いなんて怒られそうだったけど、
ベッドに寝転んだまま手を伸ばして、パンを一つとった。
その時、私にはそのパンは宝石の山のようにも思えていた。


以下略



880: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/03/21(木) 16:55:20.88 ID:hWToRdhWo

だから私は目を開けていた。ずっと天井を見ていた。
もぐもぐとパンの味を確認しながら、少しずつ少しずつあじわって食べる。
目を開けていても、
あの小屋はこんな風に屋根はなかったなぁ、なんて思い出してしまう。
以下略



881: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/03/21(木) 16:56:05.19 ID:hWToRdhWo
いつの間にか私は眠っていた。
夢を見ることもなく、深く眠った。


朝、目が覚めると私はしっかりとベッドに寝ていた。
以下略



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