914: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/03/21(木) 17:25:58.25 ID:hWToRdhWo
足払い。
足元に向かって剣を振るうが後ろに飛び避けられてしまう。
だけど、ここで引いてはいけない。
915: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/03/21(木) 17:26:32.90 ID:hWToRdhWo
「くっ」
「単調な攻撃ではあるけれど、何も考えてない訳ではなさそうね」
916: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/03/21(木) 17:27:13.38 ID:hWToRdhWo
それを見た律子は
「楽しかったわ。だけどもう終わりね。そろそろ予定していた出陣の時刻になるの」
917: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/03/21(木) 17:28:22.40 ID:hWToRdhWo
私は何十にも斬られ、刻まれる。
初の一対一をとても無茶苦茶な相手に挑んでいたということを思い知る。
そして、私は剣を握ることもできなくなり、その場に倒れこむ。
918: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/03/21(木) 17:30:25.72 ID:hWToRdhWo
春香が駆け寄ってきて回復薬を私に無理矢理飲ませ大分楽になる。
それでもまだ当分は動けない。
「それじゃあ、いいことを教えてもらったことだし」
919: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/03/21(木) 17:31:24.02 ID:hWToRdhWo
すぐに春香はそれを私に無理矢理飲ませる。
「春香……ごめんなさい」
920: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/03/21(木) 17:32:11.78 ID:hWToRdhWo
「バレてたか」
「やっぱり」
921: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/03/21(木) 17:33:13.53 ID:hWToRdhWo
私はこの時、怖かった。
私は春香とは違ってまだまだ弱い。
足手まといになっているんじゃないかって不安だった。
922: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/03/21(木) 17:33:39.35 ID:hWToRdhWo
「……」
「ごめんね。必ず帰ってくるから」
923: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/03/21(木) 17:34:05.82 ID:hWToRdhWo
だんだんと体の傷も癒えてきて楽になってくる一方。
私は一人残された虚無感に耐えられなくなっていた。
1002Res/509.58 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。