932: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/03/21(木) 17:41:08.37 ID:hWToRdhWo
「待ってください、私は敵じゃないんです! 本当に待ちぶせはされています!」
もし春香が王国軍を止めることができなかったならば確かに待ち伏せはされている。
933: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/03/21(木) 17:42:36.59 ID:hWToRdhWo
「くっ、本当のことを言っているのよ!」
「あーあー、わかったわかった。お嬢ちゃんもツイてないねぇ」
934: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/03/21(木) 17:43:02.69 ID:hWToRdhWo
剣を構える。呼吸を整える。
集中していくことにより周りが見えなくなる。
935: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/03/21(木) 17:43:34.92 ID:hWToRdhWo
振り返り、すかさず一撃入れる。
背中を斬りつけるが、浅い。
936: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/03/21(木) 17:44:07.82 ID:hWToRdhWo
やった。勝った!
まずはこのぐらいの強さの男の子が調度良かったのかもしれない。
937: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/03/21(木) 17:44:39.66 ID:hWToRdhWo
「オラァァッ!」
一人の男が斜め後方から攻撃してくる。
これをいちいち受け止めていたらいけない。
938: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/03/21(木) 17:45:13.30 ID:hWToRdhWo
この剣の長さでは、一人斬っても次に飛び出してくる相手に行くまでに
私が斬られてしまう。
939: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/03/21(木) 17:45:39.96 ID:hWToRdhWo
一人の男が目の前に立った瞬間、その男は地面を盛大に蹴り上げ、
土を被せて目眩ましをしてきたのだった。
940: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/03/21(木) 17:46:19.45 ID:hWToRdhWo
腕を斬りつけられ、ついに剣も持てなくなる。
地面に倒れこむ。
941: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/03/21(木) 17:46:57.02 ID:hWToRdhWo
音のする方向を見た瞬間、木が真っ二つに縦に斬れた。
その奥からは鬼の形相の春香が割れた木の間を走ってくる勢いを
全く落とさずに飛び越え、私に剣を振り下ろそうとする男の前に立った。
1002Res/509.58 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。