過去ログ - 【咲ーSakiー安価】魔王クエスト―魔法少女と探偵とくのいちと目立ちたがりの姫君―2
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232: ◆Rf40X2USO7Yr[saga ]
2012/12/13(木) 22:30:44.49 ID:L3dyCDMAO


透華「今度のこと…したこと自体は、褒めるわけにもいきませんけれど、誰にでもできることではないと思いますわ」

透華「どんな鍵でも開けてしまうという技、警備の者と一切戦闘を起こさずに済ますという巧みさ…」

透華「服ばかりを根こそぎ盗むという発想の大胆さ、ユーモアのセンス…」

透華「あなたには、私の眼から見ても、光るものがありますわ」

透華「いつかきっとその力が、何か別の事に役立つ時が来るはずです」

透華「私と一緒にその時を探してみませんこと?」

一「…!」

一(こんな風に言われたこと…ボク、初めてだな…)

一「…ボ、ボクなんかで本当に、お姫様の侍女がつとまるのかな…?」

透華「気にすることはありませんわ!」

透華「ここには他に、私より一つ年下の歩という子がいますけれど、いたっておとなしい子ですし」

透華「分からないことはきっと何でも教えてくれますわ」

透華「従者をしているハギヨシという者も、優しくて頼りになりますし」

透華「何より、私にとってあなたはただの侍女ではありませんもの」

透華「少々仕事ができなくても、そんなことは問題にはなりませんわ」

一「…あ…ありがとう…」


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