過去ログ - 【咲ーSakiー安価】魔王クエスト―魔法少女と探偵とくのいちと目立ちたがりの姫君―2
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605: ◆Rf40X2USO7Yr[saga ]
2013/01/20(日) 22:23:22.32 ID:XWJ/2z1AO


 次の日の朝、ベッドの上で和が目を覚ますと、窓の外から靄を通して、ぼんやりとした朝の陽が射し込んできていた。

 室内の二段になっているベッドは、上を優希が使い、下を和が使って寝ることになっている。

 エトペンは口を利くようになってからというもの、夜は和の枕になることをやめ、専用の小さな毛布にくるまって、他のぬいぐるみをベッド代わりにして眠ることになっていた。

和(優希は…上から気配がしません)

和(もう起きて洗面に行ったんでしょうか)

和(私もそろそろ起きたほうがよさそうですね)

 目をこすりながら窓の前に立つと、昨夜よりはいくぶんマシになっているとは言うものの、外にはまだ濃い靄がかかっていて、景色はよく見えない。

 エトペンは自分より大きなぬいぐるみの上で寝転んでいる。どういう理屈か分からないが、眠っているらしい。

和(エトペンには洗面も食事も必要ないみたいですし…そっとしておいてあげましょう)

 二人の部屋のドアを開けて、パジャマ姿の優希が入って来た。

優希「おはようのどちゃん!今日はお寝坊さんだな!」


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