過去ログ - 【咲ーSakiー安価】魔王クエスト―魔法少女と探偵とくのいちと目立ちたがりの姫君―2
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◆Rf40X2USO7Yr
[saga ]
2013/03/02(土) 22:26:43.07 ID:tisIzHzAO
和「昨日、隣はいつまで開いていたか分かりますか?」
主人「何時まで打ってたかなんてことは分からないな。はっきりしてるのは、一時頃に目を覚ました時には、隣が妙に静まり返ってたってことだけだ」
優希「それって珍しいことなのか?」
主人「店が閉まってても、たいていはその後までわいわい騒いでるのがふつうだからな。面倒事になることは滅多にないが」
時計屋の主人はショーウィンドウに飾られている壁掛け時計の一つを指さした。
主人「あれと同じのが、二階の廊下の壁の突き当たりにかかってるんだ。その側に窓が隣に向かって開いてて、まだこんな時間なのに隣が妙に静かだなと思ったのを覚えてる」
和「その時まで、隣の様子はどうだったんですか?」
主人「夕食から寝るまでは隣と反対側の端にある居間にいたから、よく分からねぇな。店を閉める時に小路に出た時には、いつも通り開いてるように見えたのは確かだ」
和「…その、時計の側にある窓からは、隣に灯りがついているかどうか分かりますか?」
主人「…どう言ったらいいかな。つまりだ、十二時過ぎても雀荘が店を開けてる場合は、あんまり堂々とやるわけにはいかないだろ?見たところ、営業中じゃないような様子をしてるもんなんだよ」
和「…つまり、十二時過ぎになったら、窓からは灯りの状態がよく分からないということでしょうか?」
主人「まあ、そう言っていいだろうな」
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