過去ログ - 【咲ーSakiー安価】魔王クエスト―魔法少女と探偵とくのいちと目立ちたがりの姫君―2
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678: ◆Rf40X2USO7Yr[saga ]
2013/03/03(日) 22:10:48.52 ID:mHSctWlAO


 安価:>>675

主人「さて、俺はそろそろ商売に戻らなきゃいけないが、まだ聞きたいことはあるかい?」

 その声で我に返った和は、隣の優希の方を見やる。

和「私のほうからはこれくらいで…優希は、何かありますか?」

優希「うむ!」

 と優希はカウンターの上にのしかかるように身を乗り出して、

優希「親爺、いや爺さん!隣でそんなことが起こって怖じ気づいてるかもしれんが、心配は無用だからな!」

主人「はぁ?」

 時計屋の主人の呆気に取られた表情にも構わず、優希は続ける。

優希「この事件の犯人は必ず私たちが突き止めてくれる!大船に乗ったつもりでいるといいじぇ!」

和「優希…」

 半ば呆れた様子でそれを見守っていた和の顔にも、じきに笑みが浮かぶ。

和「すみませんでした、お邪魔しまして。お話ありがとうございました」

 そう挨拶された主人は、返答に困ったように額を撫でて言った。

主人「その、なんだ。麻雀部員かなにか知らないが、あんまり危ないことはするんじゃねぇぞ。親御さんもきっと心配するからな」

和「ご心配ありがとうございます、気をつけます。じゃ、行きましょう、優希」

 そう言うと和は、なおも見得を切りたがっている様子の優希の手をうまく捉えて、店の外へ出て行った。


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