過去ログ - 【咲ーSakiー安価】魔王クエスト―魔法少女と探偵とくのいちと目立ちたがりの姫君―2
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◆Rf40X2USO7Yr
[saga ]
2013/03/11(月) 22:11:47.35 ID:h1GRUyQAO
打ち筋も、打つ時の表情や仕草も、男の会えなくなった娘と、優希たちとではまるで違っている。
それでも、大人たちに混じって卓を囲み、牌を模打していく少女の姿を見て、永宮と名乗った男の胸には何かこみ上げてくるものがあった。
この二年間というもの、男が麻雀に触れる時には、いつも東京に行ってしまった娘の影がちらついていた。
もう打てなくなってしまった家族麻雀のこと。
娘が東京の高校で麻雀を続け、自分とはかけ離れた舞台で活躍していること。
下の娘が姉から教えてもらった、特別に好きな役のこと…
山から牌をツモり、河に捨てていく度に、自分の家族が、どれほど麻雀と深い因縁で結びついて来たかを思い出すことになる。
良くも悪くも、男にとっての麻雀の中には、かつての家族がいたのだ。それを忘れて麻雀にのめり込むことはできなかったし、たとえ思い出すことが辛くても、かつての家族がそこにいたからこそ、雀荘に通ったりもしてきたのだ。
目の前で麻雀を打つ一人の女の子が彼に、そんな影を全く帯びていない麻雀というものを思い起こさせたのだった。
起親を取る。いきなり満貫をツモあがる。さらに高打点の直撃を取って、東二局が来る前に終了。
永宮と名乗った男(こんな麻雀があったのか…)
永宮と名乗った男(いや、あの娘のあれは特別だとしても、この子はそれとはまた違う意味で特別…)
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