20: ◆1XmsYbpRzk[saga]
2012/11/28(水) 23:52:37.80 ID:2ApVfb4D0
――――学校・屋上・夜
凛「さて、どうしようかしら」
凛「魔力は感じるけど、それ以上はわからないのよね……家から何か持ってきたほうがいいかも」
?「よお嬢ちゃん。たった一人でお散歩かい? 寂しいねぇ」
凛「!?っ…誰?」
視線が上を向く。空とコンクリートを隔てるフェンスの上に、凛の瞳は固定された。
そこにいたのは、青い男。そう、なんの形容もなく、青い男だった。
その双眸は痛いほど鮮やかな赤色。瞳は抑えきれないほどの獰猛さを備えた、ギラリとした光を放っている。その威容は、まさに――――――――
凛「――――――――サーヴァント」
英雄の、それであった。
圧倒的な塊としての魔力。類まれな素質を持つ凛だからこそ、その絶望は一層深刻なものと理解できた。
……とにかく、私一人では対抗できない。
突然の遭遇であっても、凛は冷静に対処する。魔術師として育てられた彼女は、状況と思考を切り離して行動する術を身につけていた。
?「ご名答だ、メイガスのお嬢ちゃん……ちょっくら、付き合ってもらおうか?」
凛「来なさい! 新城直衛!!!」
令呪が、光り輝く――――。それはまさに、闇夜を照らす光帯の輝き…!
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