46: ◆1XmsYbpRzk[saga]
2013/01/07(月) 23:55:50.11 ID:WfsBKCZR0
凛がそれを思ったのは、遠坂邸についてすぐのことだった。
助けた少年の安否である。息を吹き返したのは新城もともに確認したし、魔術も完璧に成功した手応えがある。さして、気にかかるような問題点もない。
だからこそ、凛は気になった。
なにせ彼女の横には、完璧に完璧を期した上で発生したイレギュラーがいるからだ。
凛「ねぇ、直衛」
少女から出た言葉を、従者である軍人はすぐに了承した。いやに素直である。
りんも少し不気味に思ったが、変にこじれるのも面倒だと思うと、すぐさま新城とともに千早に飛び乗った。
それが、数分前のことである。
いま、二人と一匹は少年の家を目指し猛スピードで進んでいた。
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