51: ◆1XmsYbpRzk[saga]
2013/01/08(火) 00:00:16.35 ID:C4AUUwhZ0
時刻は遡る。
少年の家に着いたとき、事態は既に切迫していた。
サーヴァントは互いに距離をとっており、必殺の範囲ではなかった。しかし、ランサーの構えと尋常ではない魔力がその距離を埋めようとしている、まさにその瞬間である。
凛「まずいわ……!」
凛はまだ事態を把握できていない。ランサーと対峙するサーヴァントが何者なのか、なぜ彼の家にいるのか。少ない事実から自体を憶測する。
蘇った彼を再殺すべくランサーがやってきたことはわかる。
ではあのサーヴァントはそれを狙って待ち構えていたのか。いやそれは考えにくい。
ここに偶然居合わせたのか? それこそ都合が良すぎる。
何故、もう一体のサーヴァントがいるのかはこの際関係ない。問題は、何故戦闘に突入したのかだ。理由は限られている。
おそらく、あの少年を助けるべく戦っているのだ――――!
ならば、ここであのサーヴァントがランサーに倒されるのは不利っ!!
理屈をこね回した凛が出した結論は、なんてことはない、あの少年を助けたいという純粋な思いだった。
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