過去ログ - エルフ「……そ〜っ」 男「こらっ!」
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203:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/02(日) 23:05:43.85 ID:Ng/CQN0e0
――遠くの壁――

エルフ「あうぅぅ。男さんとあの女の子、二人で楽しそうに市場を見て回ってます……。私でも最近は男さんとあんな風に出かけていないのに……」グスン

エルフ「でもでも。このまま二人の仲が良くなるのは阻止しなければなりません! ひとまず果物を買いましょう」スイマセーン
以下略



204:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/02(日) 23:06:12.31 ID:Ng/CQN0e0
店主B「はん、エルフになんぞ売るもんはないな」ガクブル

エルフ「……そう、ですか」シュン

店主B「売るもんはないが、好きなのひとつ持っていっていいから、とっとと失せろ!」
以下略



205:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/02(日) 23:06:50.43 ID:Ng/CQN0e0
女魔法使い「……はぁ、はぁ、はぁ!」

男「女魔法使い、大丈夫?」

女魔法使い「え……? なにが、ですか?」
以下略



206:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/02(日) 23:07:21.12 ID:Ng/CQN0e0
女魔法使い「……はふぅ」ゼーハー

男「あ、あ〜。ちょっと、僕喉が渇いたな……」チラッ

女魔法使い「……え?」
以下略



207:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/02(日) 23:07:50.91 ID:Ng/CQN0e0
――二人から遠く離れた人ごみの中――

エルフ「むむむ、だから男さんの横は私の居場所だって(予定)言ってるのに……」

エルフ「男さんの言ってた旧エルフさんがまだ一番ですけれども……。いずれは、私の場所になるんです! その場所を掠め取ろうだなんていい度胸です。次こそは目にもの見せてあげます!」テクテク
以下略



208:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/02(日) 23:08:22.11 ID:Ng/CQN0e0
エルフ「……ふぅ。危ないところでした。今見つかっていたら男さんにものすごい怒られるところでした。勝手についてきてるって知れたら、しばらく口も聞いてもらえなさそうです……」

エルフ「そういえば、家を出される前男さんが女の子のことについて何か言っていたような気がしましたが、なんでしたっけ?」ウーン

エルフ「忘れているってことは、たぶんたいしたことじゃありませんね。このままバレないように尾行を続けます」ササッ
以下略



209:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/02(日) 23:09:31.15 ID:Ng/CQN0e0
女魔法使い「せんせ……じゃなかった、男さん?」

男「ん? あ、ごめん何だった?」

女魔法使い「いえ、ボーっとしていたみたいなので。それより、休憩するというお店はどこですか?」
以下略



210:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/02(日) 23:10:12.76 ID:Ng/CQN0e0
酒場の主「まあ、なんだっていいさ。ウチは酒を出すのが仕事だからな。そういった個人の事情はあまり聞かないでおくよ。
 今日はゆっくりして行ってくれ」

男「ありがとうございます。とりあえずですね、酒じゃない飲み物を二つお願いします」

以下略



211:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/02(日) 23:10:43.04 ID:Ng/CQN0e0
――酒場の入口――

エルフ「ぐぬぬぬ。男さんと女の子が二人で一つのアップルパイを分けあっています……」ムムム

エルフ「妨害しようにも中に入ったら隠れる場所もありませんし、こうして見ていることしかできないとは……」
以下略



212:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/02(日) 23:11:11.27 ID:Ng/CQN0e0
……



男「結構長い間のんびりしていたな……。もう夕方か」
以下略



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