過去ログ - エルフ「……そ〜っ」 男「こらっ!」
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263:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/03(月) 16:53:43.08 ID:xKQv9y9m0
騎士「にしても、あいつ無愛想だな……。本読んでるだけで、みんなの質問に答える気が全くなさそうだ」

訓練生C「なんだね、その態度。みんなが君にわざわざ質問しているのにその態度はないんじゃないかな? それとも本当は戦場に行ったことなんてなかったってことなのかな? どうなんだ?」

男「……」パラパラ
以下略



264:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/03(月) 16:54:14.29 ID:xKQv9y9m0
騎士「……」テクテク

男「……」パラパラ

騎士「よお、俺騎士っていうんだ。何読んでんだ?」
以下略



265:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/03(月) 16:54:50.84 ID:xKQv9y9m0
騎士(た、ため息吐きながら答えやがった……。いや、でも返事はしてくれたんだ。このままいくぞ!)

騎士「そっか、俺検査の時にそっちの素質はないって言われてるから羨ましいよ。まあ、でも俺もここで訓練を受けて力を付けてエルフや魔物から力のない人々を守るつもりだぜ」

男「あ、そう」
以下略



266:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/03(月) 16:55:25.78 ID:xKQv9y9m0
騎士「自分を守るための力? なんだそれ?」

男「言葉通り、自分の身を守るだけの力だよ」

騎士「……はぁ? お前力ない一般人を守るために力をつけるために俺たちはここにいるんだろ? 自分の身を守る力なんて二の次だろ」
以下略



267:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/03(月) 16:55:54.14 ID:xKQv9y9m0
騎士「おいおい。仮にそうだとしても力がないからってお前は他の人を見捨ててもいいっていうのか? それはちょっと違うんじゃねーか?
 力が無くったって俺たちが命を投げ出してでもその人たちを守ればいいだけじゃねーか。戦場に出るってことは自分の命を賭けるってことなんだから」

男「……ッ! 軽々しく、命を賭けるなんて言うな! どうせなら、自分以外の全てを見捨ててでも生き延びろよ! そんなのは目の前で人が死ぬのを見たことのない甘ちゃんがいうことなんだよ!」

以下略



268:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/03(月) 16:56:30.93 ID:xKQv9y9m0
……



騎士「いやあ、今日も疲れたな〜」テクテク
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269:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/03(月) 16:57:12.98 ID:xKQv9y9m0
騎士「……」

訓練生D「でもよ、あいつと一度一緒のチームで組んだことあるけれどさ、ほとんどワンマンプレーだったぜ。確かに魔法を使う才能あるし、実際負けてるから文句言ったところで負け惜しみになるけどさ、もうちょっと協力しろよって思うよな。チーム戦なんだし」

訓練生A「そうそう。あいつなんか他のやつに対して壁作ってんだよな。孤高を気取るのもいいけどよ、あんまし調子乗ってるとそのうち誰かにシメられるんじゃねえか?」アハハッ
以下略



270:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/03(月) 16:57:56.28 ID:xKQv9y9m0
――食堂――

男「……」モソモソ

訓練生「でさ〜」アハハハ
以下略



271:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/03(月) 16:58:23.32 ID:xKQv9y9m0
訓練生A「おっ……。見ろよ、男のやつ他の訓練生たちに連れてかれるぜ。やっぱり灸をすえられるみたいだな。いい気味だぜ」ハッ

騎士「……」ガタッ

訓練生D「騎士?」
以下略



272:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/03(月) 16:58:53.90 ID:xKQv9y9m0
訓練生C「あのさ、前からずっと思っていたけど君のその態度はどうなのかな? 気に入らないんだよね、協調性の欠片も見られないし。やる気あるの?」

男「……用ってそれだけ? なら戻っていいかな。今から魔法の訓練をするんだ。君の言うやる気っていうのがそれに当てはまらないっていうのなら別に残ってもいいけど」

訓練生C「……くっ! そういう態度が癇に障るって言ってるんだよ! だいたい、今日の模擬戦だって君が独断専行したせいでこっちは大変だったんだ」
以下略



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