過去ログ - エルフ「……そ〜っ」 男「こらっ!」
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2012/12/03(月) 17:26:50.42 ID:xKQv9y9m0
男「痛っ! ちょ、なんで急に殴るんだよ!」
騎士「バカいってんじゃねえよ! なんで、俺がそんなことしなくちゃいけねーんだよ。そんなことしたら俺まであいつらと同類になるじゃねえか。
さっきも言ったろ、俺はあいつらみたいに根性ねじ曲がってねえんだよ。じゃなきゃお前のことかばったりしねえよ!」
以下略
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2012/12/03(月) 17:27:38.05 ID:xKQv9y9m0
……
…
騎士「よし、これで行こう」
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2012/12/03(月) 17:28:16.94 ID:xKQv9y9m0
男「僕がさ、ここに来てからずっと人を避けてた理由。騎士になら話してもいいと思ってさ……」
騎士「そりゃ、聞けるなら聞いてみたいな。いったいなんで、お前はかたくなに人を拒むのさ」
男「僕がこの育成所に入る前に戦場に何度か出てたって話は騎士も知ってるよね?」
以下略
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2012/12/03(月) 17:28:44.06 ID:xKQv9y9m0
男「うん、軍のある分隊の従者って形で一緒に行動させてもらってたんだ。魔法もその時にある人から少しだけ教わっていたんだ。だから、僕は人よりも少しだけ魔法がうまく使えるんだ」
騎士「そうだったのか……。それで、それがどうして人との関わりを拒む理由になるんだ?」
男「僕もさ、騎士と同じように家族をエルフに殺されてるんだ。それで、復讐のため力を付けたくて軍に入ろうとした。でも、今よりもまだ幼くて、なんの取り柄もない僕を軍が入れるわけもなくてさ。毎日、毎日軍部の門の前で追い返されたんだ」
以下略
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2012/12/03(月) 17:29:16.24 ID:xKQv9y9m0
騎士「そうだったのか……。でも、その人たちと一緒にいたのならどうしたお前はここにいるんだよ?」
男「最初はさ、復讐のために力をつけたかったんだ。でも、あの人たちと一緒に行動しているうちにみんなの役に立ちたい! って思ったんだ。だから、魔法の勉強や特訓も一生懸命やった。楽しかった、魔法を覚えたことを報告するとよろこんでくれたみんながいたから……」
騎士「……」
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2012/12/03(月) 17:29:44.08 ID:xKQv9y9m0
男「なっ! なんでまた殴るんだよ!」
騎士「お前が一人で勝手に納得してるからだよ! 何が敵しか生まれなかっただ! いるだろ、ここに。たとえ一人でもお前の味方がよ! ったく、さっき言ったこともう忘れたのかよ」
男「……ごめん」
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2012/12/03(月) 17:30:37.04 ID:xKQv9y9m0
……
…
訓練生C「さて、そろそろ探すのも飽きてきたな。いい加減この辺で幕引きといきたいんだけど、そろそろ姿を現してくれないかな!」
以下略
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2012/12/03(月) 17:31:04.29 ID:xKQv9y9m0
男「かかってきなよ。君たちがいくら束になろうと僕は負けるつもりはないよ」
訓練生C「……そうか。なら、お望み通りにねっ!」ザッ
挑発する男に向かって一斉に駆け出す三人。訓練生Cは模造剣を抜刀し、敵Bは棍棒を構え、先ほど姿の見えなかった最後の敵Cは魔法紋を描きはじめる。迫り来る彼らに男は少しも臆することなく、彼らに対抗するために魔法紋を描いていく。
以下略
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2012/12/03(月) 17:31:31.95 ID:xKQv9y9m0
襲いかかる木の根に対し、訓練生Cは即座に対応した。勢い良く剣を振り抜き、根を弾き、一直線に男の元へと走り抜ける。
男「くっ! やっぱりこれだけじゃ……」
焦る男を見て訓練生Cの表情が愉悦に染まっていく。勝利を確信し、男の腕めがけて全力で剣を振り抜く。
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2012/12/03(月) 17:32:19.65 ID:xKQv9y9m0
男「驚いた? 幻惑魔法の一つだよ。自分の姿を遠く離れた位置に映し出すっていうね。
いや〜見事に引っかかってくれて助かったよ。成功率も半分くらいしかなかったし、正直この魔法を使うのは賭けだったんだけど、うまくいったみたいだ」
訓練生C「そん……な。いや、確かに引っかかったけどこっちにはまだ二人仲間がいる!」
以下略
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2012/12/03(月) 17:32:57.91 ID:xKQv9y9m0
男「残念ながら、嘘でも何でもないよ。君の負けだ。僕と騎士二人を相手にしてまだ勝てるって言うんなら続けてもいいよ」
見ればいつの間にか訓練生Cの視線の先に男が現れていた。そして、背後からも剣を持った騎士の姿がある。
訓練生C「ちく……しょう」
以下略
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