過去ログ - エルフ「……そ〜っ」 男「こらっ!」
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2012/12/04(火) 14:15:09.13 ID:4BCi+PlG0
老紳士「それを私の口から告げるのは……。まあ、帰ってからのお楽しみということで」
男「はあ……。それが必要であればそうしますが」
老紳士「そうそう。なるべく疲れた様子を見せるとあの子も喜んでくれると思いますよ」
以下略
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2012/12/04(火) 14:15:43.81 ID:4BCi+PlG0
……
…
男「ただいま〜」ギィィ、バタン
以下略
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2012/12/04(火) 14:16:10.13 ID:4BCi+PlG0
エルフ「なんだか、お疲れですね」ニコニコ
男「あ、あ〜。確かにちょっと疲れたかもね」チラッ
エルフ「! そ、そうですか! えへへっ。それじゃあ、ちょっと部屋に行って待っててください」
以下略
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2012/12/04(火) 14:17:01.35 ID:4BCi+PlG0
……
…
男(部屋に戻って待っているものの、中々エルフのやつ来ないな……)ボーッ
以下略
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2012/12/04(火) 14:17:30.44 ID:4BCi+PlG0
エルフ「男さん、寝ちゃってます。せっかくおじいさんに教えてもらったマッサージを疲れてる男さんにしようと思ったのに……」グスン
エルフ「でも、男さんの寝顔を見るのも久しぶりですね……」チラチラ
エルフ「……」チュッ
以下略
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2012/12/04(火) 14:18:01.57 ID:4BCi+PlG0
……
…
男「……う、ううん。もう、朝か?」
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2012/12/04(火) 14:18:32.92 ID:4BCi+PlG0
男(こんなに無防備に傍にいられたんじゃ昨日の僕の嫉妬が馬鹿みたいだな……。エルフは僕のことちゃんと慕ってくれてるんだ。たまにはきちんと僕の方からもエルフのことを好きだって態度を表さないとな……)ナデナデ
エルフ「うう……んっ」デレデレ ニコニコ
男「……」フフッ
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2012/12/04(火) 14:22:47.44 ID:4BCi+PlG0
ひとまず、男の嫉妬話はここまでで。次はある男の狂気というお話です。
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2012/12/04(火) 14:23:16.98 ID:4BCi+PlG0
これは、物語の中核に絡まないある一人の観察者の話である。
いつからだろう、この街に訪れたある一人の少女の姿を俺が追いかけ続けるようになったのは。
以下略
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2012/12/04(火) 14:23:45.06 ID:4BCi+PlG0
それからしばらく月日が流れた。戦争が終わり、穏やかな日々が続いていた時だ。この街に流れの商人がやってきて、奴隷としてエルフを売りに出した。
初めて見た実物のエルフ。醜悪のものだと思っていたそいつは、一目見た瞬間俺の心を奪っていった。
ああ、なんて美しいんだ。この街にいる豚みたいな女共の数百、数千倍の美しさを持ったエルフ。直視することさえためらう美しい顔立ちを目の前にして、思わず俺は叫びだしそうになった。だが、俺以外の誰もこのエルフの存在を理解していなかった。
以下略
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