過去ログ - エルフ「……そ〜っ」 男「こらっ!」
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442:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/04(火) 18:04:54.48 ID:4BCi+PlG0
女騎士「まあ、無理に話さなくてもいいわ。いざとなったら男に聞くことにするし。それと、ごめんなさい」

エルフ「えっ?」

女騎士「女魔法使いのこと。さすがに、行きすぎた行動だと思うけれど、あの子のことを知ってるだけに下手に止めるわけにもいかなくて。嫌な気分になったでしょ?」
以下略



443:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/04(火) 18:05:21.54 ID:4BCi+PlG0
エルフ「聞かせていただけるのでしたら、なんであの人が私のことを、というよりエルフをあんなに嫌うのか教えていただけませんか?」

女騎士「……」

エルフ「あっ、無理なら別にいいんです。少し気になっただけですから……」
以下略



444:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/04(火) 18:05:59.05 ID:4BCi+PlG0
……



チュンチュン、チュンチュン
以下略



445:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/04(火) 18:06:24.90 ID:4BCi+PlG0
男「あ……うん。まあ、熱も下がったし大丈夫だけど。それよりも二人はいつからここに? てっきり帰ったと思ってたけど」

女魔法使い「エルフがこの家にいるのに私がそれを放置して帰るわけないじゃないですか。近くの宿の部屋を借りて、私と女騎士さんで交代でエルフを見張っていたんですよ」

女騎士「と、いうわけだ。女魔法使いがしばらくこの街に滞在すると言ってな。こいつ一人を置いていったら何をするかわからないから私も一緒に滞在することにしたんだ」
以下略



446:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/04(火) 18:07:06.25 ID:4BCi+PlG0
女魔法使い「大丈夫です、先生。きっと先生は一人でいる時間が長かったからエルフに対して寛容になってしまっているんです。こんなことになってると分かっていれば、もっと早くに先生の所に来て私が支えになるべきでした。
 先生に拾ってもらっておいて、先生の状態に気がつかなかった私は弟子失格です」

男「女魔法使い……」

以下略



447:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/04(火) 18:07:44.65 ID:4BCi+PlG0
男「いや、いいんだ。僕が騎士にエルフのことを伝えないでいてくれってお願いしていたんだから。むしろ、女騎士には前にあったときにでも話しておくべきだったと後悔しているところだ」

エルフ「すみません、男さん。私のせいで……」

男「エルフは何も悪くないさ。ただ、女魔法使いがこうなるのも僕にはわかるから……。とりあえず、どうにか女魔法使いが納得できるように説得するからもう少しだけ我慢してくれるか」ナデナデ
以下略



448:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/04(火) 18:08:15.79 ID:4BCi+PlG0
女騎士「そのへんの話は後で聞くとするよ。――っと、料理ができたみたいだな」

女魔法使い「朝食なので、簡単なものですけれど。どうぞ」コトッ

男「ありがとう……って、エルフの分は?」
以下略



449:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/04(火) 18:09:33.49 ID:4BCi+PlG0
……



女魔法使い(先生は変わってしまいました。エルフを家に置くなんて昔の先生だったら考えられません)
以下略



450:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/04(火) 18:10:05.27 ID:4BCi+PlG0
女魔法使い(だというのに、今目の前にいるエルフに先生は手を出すなっていう。なんで、先生。あんなにエルフを嫌っていたのに、家族を殺された憎い相手だって言っていたのに……。どうしてそのエルフだけ特別扱いするんですか?)

女魔法使い(私は、先生がいなくなってからもずっと先生に褒めてもらえるように頑張ってきましたよ。魔法の勉強も欠かさずに続けて、私みたいに戦争の被害にあった人のケアにも行きました。少しでも人の役に立てるようやれることは精一杯やってきました)

女魔法使い(なのに、どうして私のことを今まで一番理解してくれていた先生がこれまでの私を否定するようなことをいうんですか?)
以下略



451:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/04(火) 18:10:34.02 ID:4BCi+PlG0
エルフ「男さん、私はどうしてればいいでしょうか?」

男「えっと、基本的にはいつもと同じようにしてくれて構わないよ。もし、女魔法使いが何か言うようなら僕が言っておくからさ」

エルフ「はい。それじゃあ、今日もお仕事頑張りますね!」トテテテテ
以下略



452:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/04(火) 18:11:01.53 ID:4BCi+PlG0
……



男「というわけだ。僕は戦争が終わってこの街に滞在するようになった。そこで、今はもういない旧エルフと出会って、エルフに対する考えが少しずつ変わって、今のエルフを引き取る事にしたんだ」
以下略



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