過去ログ - エルフ「……そ〜っ」 男「こらっ!」
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2012/12/05(水) 00:26:01.35 ID:RLjbm7yt0
……
…
?「おーい、男。お〜い」
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2012/12/05(水) 00:26:27.85 ID:RLjbm7yt0
男「そうなのか。わざわざ悪いね、ここまで来てもらって」
騎士「気にすんな。お前にも話があったからな」
男「それで、その話ってなんなんだ?」
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2012/12/05(水) 00:26:56.01 ID:RLjbm7yt0
騎士「まあな。でも地位が上がったからって何もしなくていいわけじゃないし。俺も最近は書類業務ばかりでたまには動きたいんだよ」
男「そういうこらえ性のないところは昔から変わらないね。騎士って考えるより先に手が出るタイプだし」
騎士「そうなんだよな。俺としては部屋にこもっているより現場に出てほかの兵士の意見を聴いたりしてたいんだけどさ」
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2012/12/05(水) 00:27:24.13 ID:RLjbm7yt0
男「最初はやっぱり驚くだろうね。でも、僕としてはようやく女魔法使いが前に進んでくれたから嬉しく思っているよ」
騎士「確かにいつまでもあのままじゃいられなかっただろうし。今回のことはいい機会だったのかもしれないな」
男「うん。でも女魔法使いが完全にエルフを受け入れられるかどうかはまだわからないから僕としては長い目で彼女を見守るつもりだよ」
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2012/12/05(水) 00:31:22.56 ID:RLjbm7yt0
……
…
女魔法使い「ぜったいに、いや、です!」ダンッ
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2012/12/05(水) 00:31:52.39 ID:RLjbm7yt0
チラリと視線をエルフに向け呟く騎士。その言葉にエルフは戸惑い、キョロキョロと視線を漂わせる。
女魔法使い「……そうですよ。ええ、そうです。今この状況で先生とこのエルフを二人にしておくと何があるかわかりません。わざわざ私が監視をしているから、何も起こらずに済んでいるのに……。
なのに、どうしてこのタイミングで騎士さんは私と先生を引き剥がそうなんてするんですか!?」
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2012/12/05(水) 00:32:22.30 ID:RLjbm7yt0
女魔法使い「それは……そうですけど」
騎士「だったら、今回は黙って言うことを聞く。安心しろ、用が済んだらすぐに返してやっから。それなら別に文句はないだろ」
女魔法使い「……わかりました。我が儘言ってすみません」シュン
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2012/12/05(水) 00:33:03.99 ID:RLjbm7yt0
騎士「んだよ、そう思ってるなら戻ってこいよ」
男「何度も言うようだけど、それとこれとは話が別ってね」
騎士「……チッ。ホント上手い生き方してるよ、お前は」
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2012/12/05(水) 00:33:37.35 ID:RLjbm7yt0
男「だって? どうする、騎士?」
騎士「まあ、わざわざ用意してくれるってんだ。断る理由はないわな。それじゃあ、よろしくな」ポンポン
エルフ「あ、はい……。ありがとうございます」ニコッ
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2012/12/05(水) 00:34:16.72 ID:RLjbm7yt0
……
…
女魔法使いの準備が終わり、男たちの元を騎士と女魔法使いが旅立ってから数日が経った。都市部へとようやくたどり着いた二人は待っていた女騎士と合流し、早速目的地である西の辺境の土地へと向かうことになった。
以下略
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