過去ログ - エルフ「……そ〜っ」 男「こらっ!」
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2012/12/05(水) 00:33:03.99 ID:RLjbm7yt0
騎士「んだよ、そう思ってるなら戻ってこいよ」
男「何度も言うようだけど、それとこれとは話が別ってね」
騎士「……チッ。ホント上手い生き方してるよ、お前は」
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2012/12/05(水) 00:33:37.35 ID:RLjbm7yt0
男「だって? どうする、騎士?」
騎士「まあ、わざわざ用意してくれるってんだ。断る理由はないわな。それじゃあ、よろしくな」ポンポン
エルフ「あ、はい……。ありがとうございます」ニコッ
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2012/12/05(水) 00:34:16.72 ID:RLjbm7yt0
……
…
女魔法使いの準備が終わり、男たちの元を騎士と女魔法使いが旅立ってから数日が経った。都市部へとようやくたどり着いた二人は待っていた女騎士と合流し、早速目的地である西の辺境の土地へと向かうことになった。
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2012/12/05(水) 00:35:02.53 ID:RLjbm7yt0
女騎士「あれ? いつの間に正式なものになったの? 騎士が個人的に調べたいっていう話だったと思ってたけど……」
騎士「いや、俺もそのつもりだったんだけど都市部に着いた時に上から正式な任務として依頼されてな。つーわけでこの依頼、気を抜くわけにはいかなくなったんだよ。まあ、元から気抜いてやろうとは思っていなかったけどな」
女騎士「そういうことなら、私たちも真面目に対応しないといけないな。いや、私も気を抜くつもりは無かったが……」
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2012/12/05(水) 00:36:29.36 ID:RLjbm7yt0
騎士「お前、さりげなく俺だけじゃなく部下のことも馬鹿にしてるよな……。いや、まあいいや」
気心知れた相手だからこそできるような軽口を叩き合いながら、三人は進んでいく。文句を言いながらも、誰もその足を止めることなく日中は三人とも歩きづくめだった。やがて、日は沈み、空は黒一色に覆われた。
ぽつんと浮かび上がる月がやけに不気味で、遠くからは獣の鳴き声が聞こえる。広い平原の一角、都市部を出立する前に女騎士が用意していた食料や簡易野営用のテントを背負っていた荷物から取り出し、食事や寝床の準備を始める。
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2012/12/05(水) 00:37:35.87 ID:RLjbm7yt0
女魔法使い「そうですね。はぁ、また戦争中のように騎士さんと同じテントの中で寝ないといけないんですね。襲われないか心配です」
女騎士「いや、それはないわね。騎士は奥手だし、そもそも襲うような度胸も持ち合わせていないわ」
女魔法使い「そうでした。それなら、安心ですね」
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2012/12/05(水) 00:41:28.43 ID:RLjbm7yt0
騎士「ああ……今日ほど男の不在を恨んだ日はない。男より女の多い旅がこれほど辛いものとは……」
女騎士「そこは、ほら。もう諦めたほうがいいんじゃない?」
女魔法使い「ですね。だって騎士さん威厳ないですもん」
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2012/12/05(水) 00:42:24.64 ID:RLjbm7yt0
騎士「ばっ! んなことねーよ! なんで、俺が男のやつと」
女騎士「もしかして騎士が女性との浮いた話がないのって男のせいなの……。ごめん、いくら私でもそれはちょっと……」
騎士「もう……どうにでもしてくれ」ハァ
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2012/12/05(水) 00:44:01.53 ID:RLjbm7yt0
騎士「くそっ……男の威厳なんてこんなものか。やはり、女の前では男は形無しだ……」
ぼやきながら焚き火の前に座り、番をする騎士。傍らには彼が愛用している剣がある。旅に危険はつきものとよくいうが、まさにそのとおりで旅の行商を狙う盗賊や魔物がいるなんてことは常識。それはただの旅人にも含まれるため、いつ危険が迫ってきてもおかしくないのだ。
もっとも、そういった危険から人々を守るため軍が各地に派遣した兵士が日夜敵と戦っているのだが……。
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2012/12/05(水) 00:44:42.05 ID:RLjbm7yt0
腰を上げ、置かれていた剣を手に取り立ち上がる。力は適度に抜き、それでいて気配を鋭く研ぎ澄ませる。さきほど見えた瞳の数は十。敵の数は五と見える。しゃがんだ己と同じ目線にその瞳があったため、犬、狼系の魔物の類かと予想する。
目は既に暗闇に適応した。準備は万全、敵の姿も徐々に見えてきている。後ろの二人も異変に気づいて起きたようだ。
女騎士「せっかく眠れたところだったのに騎士がしっかりしないからこうなるのね」
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