過去ログ - エルフ「……そ〜っ」 男「こらっ!」
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515:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/05(水) 00:50:46.43 ID:RLjbm7yt0
女騎士「了解。それじゃあ、後で」

女魔法使い「ええ、また後で」

女騎士は生存者の捜索、女魔法使いは何か痕跡が残っていないか調査、そして騎士は少女の手を優しく握りしめてその場から動かないでいた。

騎士「大丈夫。きっと、君の他にも生きている人がいるはずだから」

そう言って少女の頭を優しく撫でる騎士。虚ろな瞳のまま少女は己に触れる存在へと視線を移す。恐らく、心が麻痺しているため条件反射で目の前の人物を見ただけだろう。

騎士(この子を少しでも安心させるためこんなこと言っているけど、状況は絶望的だ。死体の状態から少なくと事が起こったのは数日前と思う。もし生きている人がいたとしてその間この場所から動かないでいないはずがない。
 近くの村や街に逃げて状況を知らせるはずだ。でも、旅の途中に出会った行商人たちはそんなことを知っている様子はなかった。
情報が命ともいえる彼らが知らなかったということは、ここで起こったことを知ったのは恐らく俺たちが最初だろう。だとしたら他の生存者はもう……)

悔しさから顔を歪ませる騎士を少女は不思議そうに眺めていた。そんな少女の視線に気がついて騎士はすぐさま笑顔を浮かべる。

騎士「ごめんね、何でもないよ。もう少ししたらさっきの二人も戻ってくるから。そうしたら都市部に向かおうか」



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