過去ログ - エルフ「……そ〜っ」 男「こらっ!」
1- 20
518:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/12/05(水) 00:54:34.70 ID:Y3y8G+zTo


追いついたと思ったら更新されてて驚いた


519:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/05(水) 00:55:18.04 ID:RLjbm7yt0
これで戦乱の予兆話は終わりです。次はエルフの過去話になります。
なんというか、話がかなり長くなってきて、しかもまだまだ本編に入る兆しが見えない。
以前に終わったのも過去編の途中でして、いったいどれくらい書いたのかな? と疑問に思ったので、先ほど文字数数えました。
そうしたら、全部で十六万字ありましたw ライトノベル一冊分より多かったです。
一応寝落ちしなければ今日で今までの分は全部あげようと思っておりますので、どうぞお付き合いください。
以下略



520:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/05(水) 00:56:41.31 ID:RLjbm7yt0
>>518
ありがとうございます。追いついていただいてなんですが、あと三話残っております。
多分文字数的には四万〜五万ほどありますので、そちらをあげるのを待っていてください。


521:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/05(水) 00:58:06.19 ID:RLjbm7yt0
騎士が女魔法使いを連れて旅立った数日後。男とエルフはようやく完成したかつての家へと足を踏み入れていた。

エルフ「わぁっ! 我が家です。ようやく帰ってこれました!」ワクワク

男「随分と綺麗になったね。まあ、中の作りは変わっていないんだけど……」
以下略



522:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/05(水) 00:58:35.65 ID:RLjbm7yt0
エルフ「わかってます。わかっているんですけど、こうしたい気分になるんです」テヘッ

男「そんなもんかな〜。よし、それじゃあ僕も」ゴロリ

ゴロゴロ ゴロゴロ
以下略



523:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/05(水) 00:59:04.69 ID:RLjbm7yt0
男「そういえば、僕のところにくるまでエルフがどんな生活をしてきたか聞いたことってなかったね。よかったら聞かせてもらえない?」

エルフ「えっ!? えっと……」

男「あ……話しづらいのならいいんだ。奴隷として売られてたってことは辛いこともあっただろうし。ごめん、やっぱり今の質問は……」
以下略



524:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/05(水) 00:59:48.63 ID:RLjbm7yt0
……



深い、深い緑に包まれた森の中。暖かく、くすんだ木漏れ日が木々の隙間から地面に向かって降り注ぐ。
以下略



525:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/05(水) 01:00:15.67 ID:RLjbm7yt0
若きエルフ「なぜですか! なぜ、我々は人との争いに参加できないのです。奴らは森を荒らし、獣を駆逐し、なんの感謝もなく木々を次々と切り倒していく野蛮人ではないですか!」

族長「そうかもしれないね。でも、だからといって争いを始めてしまったらそれが最後なのじゃよ。戦いは長引き、人もエルフも互いに傷つくものが出てくる。
 そうなったらお終いじゃ。憎しみが憎しみを呼び、和解への道は遠く険しいものとなってゆく。重ねられた手を振りほどくのは容易いが、再び手を取り合うことは難しいものだよ」

以下略



526:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/05(水) 01:01:11.00 ID:RLjbm7yt0
若きエルフ「では! このまま彼らの蛮行を黙って見過ごすことしか我々には許されないのですか?」

族長「そうは言っておらぬ。ただ、感情に身を任せて短絡的な行動をとってはならぬと言っておるのじゃ」

若きエルフ「……わかりました。今は族長の判断を受け入れましょう。ですが、もし人がこの地に足を踏み入れ、我々の仲間に危害を加えるようであれば、その時は有志を募り、人への反旗を翻している仲間たちの力にならせていただきます」
以下略



527:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/05(水) 01:01:46.47 ID:RLjbm7yt0
シーン

族長「ふむ……。悪い流れじゃ。事態は実に悪い。ここ数十年、人とエルフとの交流は少なくなり、その縁は非常に薄まっておる。かつて互いの手を取り合って過ごしていた時代を知る者はもはやほとんどおらぬじゃろう。
 人とエルフの絆がこのままなくなっては、“あれ”が出てきた時の……」

以下略



528:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/05(水) 01:02:14.88 ID:RLjbm7yt0
エルフ「えへへっ。おばあさんの膝枕久しぶりです。相変わらず気持ちがいいです……」ゴロゴロ

族長「おやおや、甘えられてるねえ。よしよし」ナデナデ

エルフ「ほわぁ……」トローン
以下略



1002Res/678.92 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice