過去ログ - エルフ「……そ〜っ」 男「こらっ!」
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530:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/05(水) 01:03:15.43 ID:RLjbm7yt0
族長「古い、古い。それこそ私たちエルフと人がまだ手を取り合って暮らしていた時代のお話。
 当時、人とエルフは互いに足りない部分を補い合って生きていた。
 エルフは長寿で、古くから魔法や生活に必要な知識を蓄え、進化させてきた。ただ、その数は人に比べて明らかに少なかった。
 人は短命であったが、それ故にきっかけを与えれば数を集めて知恵を絞り、劇的な進化や変化をもたらせてきた。一人では無理なことも十人、百人と協力し合い成し遂げてきた。
 エルフと人。この二種族が互いに協力し合い、日々の暮らしを健やかに、快適なものへと当時はさせていた」

エルフ「ふむふむ。でも、今は人とエルフの仲はよくないんですよね。一体どうしてそうなったんですか?」

族長「そうだね、それについては今から話していくとしようかね。
 そうしてよき隣人として過ごしてきた人とエルフだったが、ある時大きな事件が起こったと言われているんだよ。
 それは人の集落をエルフが襲い、村人たちを虐殺したというもの。これに激怒した他の人々はエルフに対して怒りを露わにしたんだ。
 しかし、同時にエルフの方にも問題が起こった。それは、人の側と同じくエルフの集落に人が攻め込み、無残な死体にされたというものだったのだよ。
 人に事件のことを話されたエルフたちもこの事件を話したが、信じてもらえなかった。そして、エルフもまた人の言うことを信じようとしなかったんだよ。
 お互いに相手が事件のことを誤魔化すために嘘をついているんだと思ったんだろうね。
 その件があってから、人とエルフは相手のことをあまり信用できなくなったのだよ。そして、その後も何度も同じような事件が起こった……」

エルフ「……」ブルブル



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