過去ログ - エルフ「……そ〜っ」 男「こらっ!」
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611:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/05(水) 17:56:06.30 ID:RLjbm7yt0
しばらくして着替え終わった妹が出てきたが、未だ不機嫌なのには変わりなかった。それを見て男は妹に見られないようにこっそりとため息を吐いた。
子供らしい意地の張り合い。どちらとも折れるわけではなく、母に出かけると伝え、二人とも外に出た。
妹の言っていたことが本当なのか確かめるために二人は森へ向けて歩き出す。しかし、横に並ぶのではなく妹は男の一歩後ろを歩く。
意地を張っていてもやっぱり妹のことが気になるのか、男はチラチラと何度も後ろを盗み見てはきちんと妹が付いてきているか確認していた。
必然、前を向く妹と視線が交わる。突然の事に互いに身体が硬直する。しばらくの沈黙の後、男が折れる形で妹に話しかけた。

男「ねえ、もうそろそろ機嫌直してよ」

妹「別に私機嫌悪くなんてないもん」

男「じゃあ、何でそんなに素っ気ないんだよ。だいたい、森に行こうって言ったの妹だろ? 起こしてあげたんだから怒る理由はないでしょ」

妹「言ったもん……」

男「……え?」

妹「だって、お兄ちゃん私に一人で森に行けって言ったもん。私が夜に一人で歩けないの知ってるくせに」



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